三越伊勢丹/オンライン完結の紳士服オーダー開始、シャツ8900円
2019年10月30日 17:10 / IT・システム
三越伊勢丹は10月29日、オーダー紳士服の新ブランド「Hi TAILOR(ハイ・テーラー)」を開始したと発表した。
「Hi TAILOR」は、来店せずともオンライン上で、採寸、注文が完結する紳士服のカスタムオーダーサービス。主要ターゲットは、20代から30代のビジネスパーソンで、オーダーサービスに興味のあるエントリー層を想定した。
ユーザーにとって身近なオンラインサービスの採用を通じ、これまでのオーダーサービスが持つ敷居の高さ、来店までの手間・面倒といったものをなくし、手軽にシャツやスーツを選ぶ楽しさを提供する。
テーラーのような確かなこだわりと、「Hi!」と気軽に呼んでもらえるようなサービスを目指し、「Hi TAILOR」と名付けた。
「年齢や役職に応じたしっかりとした装いをしたい」「きちんと見えるビジネスウェアを迷わずに選びたい」という声に、これまでの三越伊勢丹での接客や販売傾向を元に、スタンダードな1着で応える。オーダーシャツ(基本:税別8900円)を10月から発売、2020年春にオーダースーツ(4万5000円から)の取り扱いを開始する。今後、売上25億円規模の事業に育てたい考えだ。
同社は、「忙しいビジネスパーソンが、夜の空き時間などに簡単に注文できるシステム。オーダーに慣れていない人でも、生地を選ぶとお勧めのカスタムを自動的に提案するので、選びやすい。オンライン専業、店舗がなく、工場直送でコストを削減し、コストパフォーマンスが気になる若い世代に品質とともに価格面でもアピールする」と説明している。
採寸方法は、スマートフォンのカメラ機能を利用した、人の手を介さずに行う「自動採寸」を採用。オーダーはデザイン選定後、自身の写真2枚と身長・体重を入力し、フィット感を選定することで完了する。来店せずとも採寸・最適なサイズを提案する。
<採寸方法>
おすすめの組み合わせを用意しているだけでなく、迷ったら、職業、利用シーン、希望スタイリングを記入してフォームで送信すると、スタイリストがユーザー個人にフィットした提案を返信する。
4種のデザイン(定番、ノータイ、オフィスカジュアル、冠婚葬祭)もしくは、生地(無地・ストライプなど90種類)から選べる。そのほか、袖、カフス、前立、背中、ボタン、ポケット、ネームをカスタムでき、約3240通りを用意した。基本カスタム以外に、有料オプションも注文可能だという。
商品のデザインは、世界中に愛好家がいるシャツブランドのディレクターであるファビオ・ボレッリ氏が監修。衿型や芯地・ボタン、仕立てにいたるまで細部に徹底的にこだわった。
縫製は、高い技術力を誇る国内有数の老舗オーダーシャツ専門工場フレックスジャパン長野本社工場で実施。しっかりとした見た目と着心地のよさを追求している。注文から最短3週間で届く。
■Hi TAILOR
https://www.hi-tailor.jp/
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