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クリエイトSD/スマートロッカーを介した処方薬の非対面受取サービス

2020年12月15日 13:55 / IT・システム

クリエイトSDホールディングスは12月15日、中核事業会社のクリエイトエス・ディーが「スマートロッカーを介した処方薬の非対面受取サービス」の実証事業を開始したと発表した。

<実証事業の概要>
実証事業の概要

実証事業では、患者が処方せんを提出し、薬剤師による服薬指導を受けた後、直接、薬剤師からではなくスマートロッカー「SPACER」を使って薬を受け取る仕組みを構築し、非対面での薬の受け渡しを行う。

具体的には、ロッカーの使用を希望する患者に対して、処方薬のロッカーでの受け渡しを実施。店舗に処方せんを提出し、服薬指導を受けた後、薬の準備ができた段階でスマートフォンに通知とロッカーの解除キー(URL)が届き、都合のよい時間にロッカーを開けて薬を受け取ることができる。

<ロッカーの利用方法>
ロッカーの利用方法

12月15日~2021年2月28日、薬の受け渡しに時間がかかっている特徴の異なる4店舗で、ロッカーを活用した薬の受け渡しサービスを試行的に導入する。

対象店舗は、「クリエイト薬局 戸塚俣野店」「クリエイト薬局 平塚御殿店」「クリエイト薬局 横須賀鴨居店」「菊名調剤薬局」。待ち時間の短縮、待合室での三密回避など、実証事業が各店舗の抱える課題の解決策となっているか、利用者の受容性調査などと総合して検証する。

将来的にはオンラインでの処方せんの提出、オンラインでの服薬指導などにも取り組み、ウィズコロナ、アフターコロナ時代における、薬局と患者にとっての「新たな薬の受け渡し」や「患者の利便性向上」の実現を目指す。

実証事業は、クリエイトエス・ディーとSPACER、神奈川県が連携して進める。今回、クリエイトエス・ディーは、神奈川県が支援を行っている、新型コロナによって生じている社会問題の解決に取り組むベンチャー企業によるプロジェクトの実証事業者になった。

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