ローソン/多様化するデータ分析基盤をSASのアナリティクスで実現
2021年10月22日 13:00 / IT・システム
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SAS Institute Japanは10月21日、ローソンが、店舗・商品・顧客情報を一元的に管理する情報系システムの刷新にあたり、SASのアナリティクスソリューションを採用したと発表した。
ユーザー、蓄積すべき情報が多様化していることを受け、ローソンは、ビジネス変化への迅速かつ柔軟な対応、システム運用・保守性の効率化・最適化など今後の運用強化を見据えたコンバージョンし、システムのモダナイゼーションを加速させるべく、システムの刷新を行うことを決定した。
ローソンの情報系システムは、店舗全体の売上のマネジメント、あらゆる情報を収集・分析し、顧客の理解の深化を進めるためには欠かせない。また、ローソングループはSDGsへの取り組みを推進する上で、CO2排出量、食品ロス、プラスチックの削減などの環境問題に対して分析基盤は重要な役割を担っている。
今回システムの刷新にあたり、多様化するニーズに対応可能なデータ分析基盤の構築が求められていた。特にデータ量・データ種が継続的に増加する中で、使用するデータは情報鮮度が重要であり、いかにデータ収集・分析にかかる処理時間を短縮させるかが課題の一つだった。内部データだけではなく外部データと掛け合わせたデータ分析、非構造化データなどの分析など、分析ニーズの多様化への対応も必要だったという。
そのため今回の刷新では、ローソンのデータ蓄積基盤から安全にかつ効率よく分析に必要なすべてのデータを収集し、収集したデータを業務の内容に合わせて必要なデータ分析を実行するための分析基盤を構築した。
さらに、機械学習などを活用した分析の高度化、将来要求されるニーズにも対応させるため、柔軟な拡張性をもたせることで、大量なデータ量・データ種の有効活用が可能になる。これにより、各業務内容によって異なる「分析したいタイミング」に、「必要なデータ」を「最適なタイミング」で提供することが可能になり、多様なニーズに細かく対応可能なシステム構造への刷新を実現したという。
ローソン執行役員の原田和浩氏は、「ローソンは、2009年よりSASのソリューションを利用しています。SASを活用し、さまざまな業務に必要なデータ抽出・分析を行っています。今回情報系システムの刷新には、将来を見据えたアーキテクチャ決定のため、フィジビリティ スタディーが必須でした。SAS社のコンサルティング・サービスにより非効率であった現在のアーキテクチャから将来を見据えたアーキテクチャ構築が実現でき、システム停止することなく新しいシステムへ移行できました」とコメントしている。
■ローソンの「自由分析システム」で採用されたSASの製品・サービス
SAS Enterprise Guide
SAS Office Analytics
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