パナソニック/流通現場の最適化体感できるショールーム、店頭在庫管理などDX
2022年05月24日 15:20 / IT・システム
パナソニック コネクトは5月24日、B2B向け顧客接点の「カスタマーエクスペリエンスセンター」をリニューアルしたと発表した。
「カスタマーエクスペリエンスセンター」は、顧客との双方向コミュニケーションを通して困りごとを可視化し、共に解決していく共創の中心的な施設。業界・技術に対する深い知識・経験を持つエキスパートであるエバンジェリストが、顧客の現場の困りごとをサポートする。
プレゼンテーションエリア、展示エリア、共創エリアで構成され、今回特に展示エリアを拡充。流通・物流・サプライチェーン全体の最適化のデモンストレーション、各業界の最新ソリューションの紹介を受けることができる。
流通現場の最適化では、商品在庫のリアルタイム管理、来客可視化ソリューション、人時投入評価を体感できる。
現在の流通の現場では、店舗のバックルームや店頭の棚にある商品の在庫状況をリアルタイムかつ正確に把握するには手間がかかり、欠品による販売機会ロスが発生。店頭の棚にある商品の在庫状況と、補充する作業時間が合っていない、現場の経験則による発注で在庫のバッファが生まれ、在庫の過不足が発生し、不要な在庫が過剰になることで結果的に廃棄ロスなどにつながっているなどの課題がある。
それら課題に対し、センシング、AI画像解析などの要素技術や棚の可視化ソリューション(開発中)で、リアルタイムに棚の商品の売れ行き状況を把握。補充作業の基準を設けて、基準を下回ったタイミングで棚に品出しできるようなオペレーションを実現するという。
また、来店客可視化ソリューション(実証実験中)は、店内のエリア別の滞在人数がわかる。何時に、どの棚に人が集まっているのかを可視化することで、適切なタイミングでの品出し作業を実現。欠品による販売機会ロスの削減につなげられる仕組みとなっている。
人時投入評価では、曜日ごと、時間帯ごとに売り上げと投入人時を分析。忙しくなる前の時間帯から人員を多く配置し、品出しすることで、売り上げのロスを防ぎ、最適な人員配置の実現を目指す。
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