すかいらーく/食品検査業務のデジタル化にSmartDB導入、台湾でも導入予定
2024年03月12日 15:58 / IT・システム
すかいらーくホールディングスとドリーム・アーツは3月12日、すかいらーくグループが食品検査業務で、大企業向け業務デジタル化クラウド「SmartDB(スマートデービー)」を導入したことを発表した。1月から利⽤を開始しており、今後は台湾すかいらーくへの展開も予定している。
<細菌検査室の様子>
すかいらーくでは、取引先の検査から、原材料、加工途中、完成したメニューまで、それぞれに細菌・残留農薬・アレルギーなど検査項⽬を設け、衛生面での品質を管理。約170種類の検査基準で、外食業界トップクラスの検体数である年間約10万件の検査を実施している。環境の変化に対応するために、品質管理部⾨が自ら業務システムを構築・改善できる基盤が必要だった。
<細菌検査の業務フロー>
「SmartDB」は、高度なワークフローとWebデータベース機能を兼ね備えたノーコード開発基盤で、プログラミングの知識がない非IT人材でも簡単にアプリ開発できる。豊富な標準機能を備え、300項⽬以上ある検査データを蓄積・管理できる性能、環境変化への対応が柔軟なクラウドサービスである事などを、すかいらーくが評価。導入決定後、約4カ⽉間で業務アプリを構築したという。
細菌検査の前後に発生する業務で、これまでエクセルとシステムを別々に使用していた部分が「SmartDB」上で一元管理できるようになり、作業の効率化を図った。実運用については現在、社内でトレーニング中。導入の成果を確認後、将来的には台湾すかいらーくでも「SmartDB」を運用していく予定だ。
■SmartDBについて
https://hibiki.dreamarts.co.jp/smartdb/
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