ドラッグストア/28.6%が週1回以上利用、60%は価格が安いから来店
2019年05月23日 17:45 / 販促
プラネットはこのほど、ドラッグストアに関する意識調査を発表した。
スーパー、ドラッグストア、コンビニそれぞれの利用頻度を聞いたところ、ドラッグストアを「週1回以上」利用している人の割合は約30%となった。
男女別では女性のほうが、性年代別では若年層ほど、利用頻度が高くなった。
医薬品や日用品に強いドラッグストアは中高齢層のほうがよく利用しているイメージもあり、若年層のほうが利用頻度が高いという意外な結果となった。
一方で「スーパー」「コンビニ」を見ると、最も数値が高かった項目は「週に2~3回程度」、次いで「週に1回程度」だった。
「ドラッグストア」では「月に2~3回程度」が最も多く、次いで「月に1回程度」だった。
「スーパー」「コンビニ」にはちょくちょく足を運んでこまめに買い物をし、「ドラッグストア」では「まとめ買い」をする傾向となった。
「週1回以上」計を住環境別に調べると、利用頻度順は「スーパー」「コンビニ」「ドラッグストア」で変わらないものの、「都市部」を離れ「地方」になるほど、「ドラッグストア」のシェアが上がっていた。
ドラッグストアの利用者に、どうしてドラッグストアを使うのかを聞いたとろこ、男女ともに1位の「価格が安いから」が60%を超え、価格の安さが大きな利用理由になっていた。
男女差に注目すると、4位の「ポイントカードがあるから」は、女性が男性を最も大きく上回り、女性では「価格が安いから」に次ぐ2位にランクインした。
「日用品を購入したいから」も、「ポイントカードがあるから」に次いで男性との差が大きく、女性は男性よりも、「日用品を購入するならドラッグストア」と思うようだ。
性年代別では、女性の40代~60代で「ポイントカードがあるから」が特に高くなった。一方、「価格が安いから」は、若年層で高く、中高齢層では低下した。
逆に、70代以上で他の年代に比べて高かったのが、「薬剤師・登録販売者がいるから」。健康不安の大きい高齢層にとって、病院まで足を運ばずに、体調について相談したり症状に合った薬を教えてもらったりできる点で、ドラッグストアは安心感ある存在になっているようだ。
ドラッグストア発行のポイントカードを何枚(何種類)利用しているかを聞いたところ、全体で約40%、女性では半数近くが「2~3枚」と回答した。
中でも女性の40代・50代では「2~3枚」が50%を超え、50代では「4枚以上」も10%に達した。
「ポイントカード利用率」は、女性の50代以上で90%超。家計を預かる年代の女性にとって、ドラッグストアのポイントカードは強い味方となっている。
住環境別に見ると、「都市部」「郊外」では、最も多かったのが「2~3枚」。これに対し、これまでの結果からドラッグストアの比重が高そうな「地方」では、「1枚」が最も多かった。
「地方」では店舗数そのものが少なく、かつ大型化の流れもあるため、地方の消費者はひとつのドラッグストアで買い物をすませてしまうようだ。
■ドラッグストアに関する意識調査
https://www.planet-van.co.jp/shiru/from_planet/vol109.html
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