三菱地所/大手町に都心型の呑み屋横丁「よいまち」を開業
2017年02月21日 23:15 / 店舗レポート
三菱地所は2月23日、東京・大手町で再開発を進めている「大手町ホトリア」街区内の商業ゾーン「ホトリアShop&Restaurantsよいまち」をオープンする。21日、関係者向けの内覧会を開催した。
2015年11月に竣工した「大手門タワー・JXビル」の地下街と2017年1月末に竣工した「大手町パークビルディング」の地下街を連結して構成する商業施設。
大手町パークビル1階には、路面店形式のロティサリーチキン新業態「Le Poulet Brasserie Ukai」が出店し、地下街と合わせて、飲食店街を構成する。
飲食店16店、物販2店、フィットネス1店の合計19店を集積し、オフィスワーカーの仕事終わりのちょい呑み、しっかりとした食事、〆の一杯、カジュアルなハシゴ酒などに対応する。
大手門タワー・JXビルの延床面積は約10万7600m2、大手町パークビルディングの延床面積は約15万1700m2。商業施設の面積は非公表だが、飲食店16店で合計800席の飲食店街を構成する。三菱地所が展開する同規模のオフィスビルと比べて、充実した飲食店の構成となっている。
施設を開発するにあたり、東京メトロ千代田線・半蔵門線・丸ノ内線・東西線、都営地下鉄三田線の地下鉄5路線が乗り入れ、JR東京駅も徒歩圏内のアクセスにある大手町の交通アクセスの良さに着目した。
地下鉄を使うと、主要ターミナル駅である池袋と新宿に15分、渋谷に16分、品川に10分、上野に6分で到着する。1日平均の大手町の乗降客数は、東京メトロが約28万人、都営地下鉄が8万人となっている。
オフィス街であり、夜に飲み歩く街というイメージのない大手町だが、地下鉄を使うことで、さまざまな郊外に住む人々も集まって飲みやすい立地であることを打ち出し、新たな都心型の呑み屋横丁を目指した。
新たな取り組みとして、大手町パークビル側の地下飲食店街に3か所のフリースペース「たまり場」を設置した。
たまり場は、昼はランチやカフェでの利用を想定。17時~24時30分までは、立ち飲みスペースとして運用し、各飲食店のテイクアウトメニューを持ち寄り、立ち飲みができるスペースとして運用する。
たまり場には、各店舗が提供するテイクアウト専用メニュー「たまり場メニュー」を掲示し、利用者がセルフサービスで注文しやすい工夫をした。
テイクアウト専用メニューは、店内メニューよりも安めの価格設定となっており、よりお得に気軽に利用できるという。
たまり場の運営は、基本的には利用者によるセルフサービスで、テーブルの清掃などは、近隣店舗が担当する仕組みとした。
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