ブロンコビリー/4期連続2ケタ出店で、国分寺店をオープン
2017年12月20日 14:45 / 店舗レポート
ブロンコビリーの特徴のひとつとして、キッズメニューの充実がある。キッズメニューは3歳から12歳までを対象とした商品で、380円から880円まで6種類のメニューを用意した。
キッズメニューはランチ、ディナーともに提供し、全メニューにサラダバー、ジェラート&ドリンクバー、コーンスープを付けた。
3歳くらいまでには「おこさまからあげセット」(380円)、幼稚園から低学年には、ボックス型の「おこさまハンバーグセット」「同カレーセット」「同スパゲッティセット」(各580円)、小学校高学年には、大人と同じアツアツの鉄板にのった「おこさまステーキセット」「同チーズバーグ&からあげセット」(各880円)を提供し、大人の仲間入り感を演出する。
キッズメニューブック、ホームページには「おこさまメニューアレルギー表」を用意し、アレルギーを持つ子どもにも対応する。
竹市克弘社長は、「自分も子どもを連れて、店に来るが、子どもはキッズメニューを食べきれないことが多かった。当社もかつてはキッズメニューはひとつだったが、年齢ごとにバリエーションを増やしお得感を出した」という。
「子どもが残した冷えた料理を親が食べる状況は値ごろ感がない。キッズメニューを低価格にすることで、大人のメニューと合わせたトータルの単価は手ごろになる。客単価というのは、店の都合の概念で、お客様からすれば一組単価だ。家族全員でいくら払うのかという点に着目した」と語る。
2才以下の子どもは、料理の注文がなくてもサラダバー、ドリンクバー、ジェラートバーが無料で利用でき、子ども用のスプーン、フォーク、取り皿を用意し、メインターゲットのファミリー層の来店を促している。
商品開発では、定番メニューのリニューアルを重視している。5月に実施した看板メニューのハンバーグのリニューアルでは、150種類の試作品を用意した。
竹市社長は、「10年以上続くロングセラーであっても、見直す時はゼロから考え、5か月間をかけ、肉の挽き方、配合などを一新した」と語る。
毎週5~6種類の試作品を食べて、脂の甘み、旨み、食感や冷めても最後までおいしく食べることができるかといった点をチェックしているという。
ブロンコビリーでは、お客に商品を提供する上で、ライブ感を重視している。客席には大型ディスプレイを設置して、注文した肉が焼き上がる様子を放映する。
看板メニューの極み炭焼きがんこハンバーグは、最後の仕上げを従業員がお客の目の前で実施する。
竹市社長は、「コンビニの商品開発の質が上がってくる中で、外食の優位性はできたてを提供できる点にある。オープンキッチンを採用し、臨場感ある店内で食事を楽しんでもらいたい」と語る。
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