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ブロンコビリー/4期連続2ケタ出店で、国分寺店をオープン

2017年12月20日 14:45 / 店舗レポート

<店舗入口付近にオープンキッチンを設置>
店舗入口付近にオープンキッチンを設置

一方で、業界全体で課題となっている人手不足に対応し、自社工場であるセントラルキッチンの活用も進めている。

肉は、全量をセントラルキッチンで真空パックに加工し、店舗が毎日発注し、毎日納品する体制を整えた。

<肉はセントラルキッチンが供給>
肉はセントラルキッチンが供給

鮮度感や食感を重視するサラダバーの野菜は、全量、店内加工で対応するが、サラダバーのドレッシングやデザートなどをセントラルキッチンから供給している。

竹市社長は、「セントラルキッチンはレシピがぶれない強みがあり、ソースやドレッシングの加工に向いている。一方で店舗で加工した方がおいしいメニューもある。どちらを利用した方がおいしいかを基準に、セントラルキッチンを使い分けている」という。

<店内はアーリーアメリカをイメージ>
店内はアーリーアメリカをイメージ

店舗の内装イメージは、アーリーアメリカンで、古き良きアメリカをイメージさせる内装を採用した。ボックス型のソファー席を多用することで、他の利用客を気にせず、家族でゆっくりとくつろげる空間を目指した。

<ボックス型のソファー席>
ボックス型のソファー席

毎年、実施しているアメリカ研修で来店する現地のレストランの内装を参考に、アメリカのレストランのトレンドを取り入れた内装を作り上げているという。

<アメリカを連想させるディスプレイ>

ブロンコビリーの2016年12月期の売上高は180億1000万円(前年同期比13.1%増)、営業利益27億5400万円(12.5%増)、経常利益28億700万円(14.0%増)、当期利益18億8300万円(15.8%増)と7期連続で増収増益となり、売上高・利益ともに過去最高だった。

一方で、2017年12月期第3四半期は、売上高147億6400万円(7.6%増)、営業利益18億3200万円(14.6%減)、経常利益18億8400万円(13.6%減)、当期利益12億6100万円(11.3%減)となった。

<平日限定ランチメニューを投入>
平日限定ランチメニューを投入

9月下旬からは、節約志向のニーズへの対応と新規顧客取り込みのため、新たなメニュー政策として平日の新規顧客の再開拓のための「入口商品」となる、お値打ちな「平日限定ランチメニュー」を投入した。

<スクラッチ券キャンペーン>
スクラッチ券キャンペーン

再来店を促す施策として、商品割引券が当たる「スクラッチ券プレゼントキャンペーン」も実施。ハズレ無しのスクラッチカードを配布し、1等は3000円分の商品券、7等はジェラート&ドリンクバー券を進呈する。

インターネットやSNSを活用して、むやみに割引券を配布するのではなく、実際に来店してもらったお客に対して、お得感のあるキャンペーンを展開することで、固定客作りを進めている。

<今後の出店計画>
今後の出店計画

2016年12月期決算で発表した出店計画では、2020年に200店、将来は300店を目指す目標を掲げたが、建築コストの高騰もあり、若干、出店計画は遅れている。

来期は15店の出店を計画しており、東海地区よりも来客数が20%程度多い関東のほか、関西への出店を強化する。

<店舗全景>
店舗全景

2018年7月には奈良県に初出店する予定で、新規出店エリアも開拓する。今後も、生活道路に面した郊外ロードサイド立地の店舗開発を続けていくという。

店舗概要
所在地:東京都国分寺市東恋ヶ窪5-13-4
アクセス:西武国分寺線恋ヶ窪駅から徒歩8分
TEL:042-312-4629
営業時間:11時~24時
ランチタイム11時~16時
定休日:なし
店舗面積:約300m2
客席数:122席
駐車台数:47台(共有)

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