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MEGAドン・キホーテUNY大口店/店舗仕入れで驚安価格、ドンキ流でGMS再生

ユニー・ファミリーマートホールディングスとドンキホーテホールディングスは2月23日、横浜市の「旧ピアゴ大口店」を「MEGAドン・キホーテUNY大口店」としてリニューアルオープンする。

<MEGAドン・キホーテUNY大口店>
MEGAドン・キホーテUNY大口店

両社の資本・業務提携に基づき設立したUDリテールが運営する店舗で、ユニーとドン・キホーテのノウハウを融合したダブルネームの業態転換1号店となる。

ドン・キホーテが得意とする圧倒的な地域最安値を目指した驚安商品を販売するほか、ユニーが得意とする青果・鮮魚・精肉・惣菜を打ち出した食料品売場を拡充した。

衣料・住居用品の売場づくりをドン・キホーテが担い、バラエティグッズやトレンドを意識した衣料品・家電・玩具など、ドン・キホーテならではの感性豊かな商品と空間演出を融合させた。

営業時間は9時から21時を、9時から翌2時に延長することで、ユニーが取り込めていなかった夕刻から深夜の時間帯の客層の取り込みを目指す。

<店内>
店内

店長はユニー出身の店長のほか、ドン・キホーテから派遣されたドン・キホーテ総店長を配置。各部門責任者もユニー出身者とドン・キホーテからの派遣者の2人体制とした。

ドン・キホーテ総店長は、ドン・キホーテ流の売場づくりや店舗運営を指導する総責任者でユニーの店長や各部門責任者を教育する。将来的には、ユニー出身者のみの店舗運営を目指す。

社員は26人でうち11人はドン・キホーテ出身者。パート・アルバイトは180人で、うち140人は旧ピアゴ大口店の人材を引き継いだ。

地下1階から地上2階までの3フロアに売場面積約5300m2を展開。衣料・住居・食品の実用品と生鮮・惣菜を強化した食品と日用品を中心に、ピアゴ大口店対比で20%増となる7万アイテムを展開する。

<店内演出はドン・キホーテ流に統一>
店内演出はドン・キホーテ流に統一

直営売上目標は2016年度の旧ピアゴ大口店の実績対比で50%増。内訳は食料品(フード・リカー)約30%増、衣料・住居関連品(ライフスタイル・トレンドセレクト)約100%増とした。

これまでのユニーは食品70%、非食品30%程度の品ぞろえだったが、ドン・キホーテが衣料品、住居用品を担当することで、食品50%、非食品50%程度の商品構成となる。

仕入れは、青果・鮮魚・精肉・惣菜(テナント・カネ美食品含む)の生鮮4品はユニーが担当し、一般食品、菓子、リカー、衣料品、住居用品はドン・キホーテが担当した。

商品構成比は、ユニー約20%、ドン・キホーテ約80%程度となった。店舗の商品部門は、ドン・キホーテに合わせて、フード・リカー、ライフスタイル、トレンドセレクトの3部門に再編した。

<ドン・キホーテ名物のコスプレ売場>
ドン・キホーテ名物のコスプレ売場

商圏は3km・約30万人で、車だけでなく、徒歩や自転車で来店するお客が多い地域密着型店舗。

これまでのユニーの主要顧客層は50代、60代だったが、既存店舗の商圏内には20代、30代、40代の顧客もいるため、顧客ターゲット層をニューファミリー層に設定した。

<競合店調査で地域最安値を打ち出す>
競合店調査で地域最安値を打ち出す

店舗運営では、ドン・キホーテが進めている店舗への権限移譲を進め、各売場責任者にスポット商品の仕入れ権限を与えた。

60%の定番商品に加えて、40%のスポット商品を導入し、驚安価格を打ち出す。食品は地域1番価格で販売し、粗利率の高い非食品で利益をとる。粗利率よりも粗利額を重視した店舗運営を採用した。

食品と日用品を中心に地域最安値を実現するために、店舗の間接部門に新たにプライチェッカー職を配置した。大口店では、競合店となるオーケー、ライフ、スギ薬局を中心に価格調査を行い、競合店への対抗価格を打ち出す。

地域最安値に挑戦するために、今までの価格から5000アイテム以上の価格を見直した。

<店内演出の要としてPOPライターを配置>
店内演出の要としてPOPライターを配置

ドン・キホーテの特徴となっている店内演出を実施するため、間接部門にはPOPライターも配置した。店内演出で使用するPOPを店舗専属のPOPライターが作成する。

通常のドン・キホーテでは、POPの内容は商品の特徴を伝えるものが中心で、商品訴求型となっている。一方、大口店のPOPは、調味料、チョコレート、冷凍食品など、商品カテゴリーそのものを説明する店内案内的な内容に変更した。

居ぬき出店とは異なり、旧ピアゴ大口店の顧客を引き継ぐ形でリニューアルオープンする店舗であることから、これまでの固定客が新しい売場で、ストレスなく買い物ができるように、POPで配慮をした。

<ユニーとドンキの電子マネーに対応>
ユニーとドンキの電子マネーに対応

ユニーの電子マネー「ユニコ」とドン・キホーテグループの電子マネー「majica(マジカ)」、ユニー・ファミリーマートホールグループとドン・キホーテグループ商品券に対応し、両店舗の利用客の利便性を高めた。

マジカの利用客向けにドン・キホーテが実施している「円満快計」のサービスをユニコの利用者にも適用。税込1000円以上の会計時にマジカかユニコを利用すると、1円単位の端数(1~9円)を値引きする。

ユニーのレジをドン・キホーテのレジに入れ替えることで、サービスの拡大に対応した。

ユニーが提供している会員カード向けの飲料水サービス「ナチュラル純水」も継続。旧店舗の固定客に馴染みのあるサービスは、ドン・キホーテにないものでも提供する。

次>> 食品売場では精肉を1.5倍、菓子・酒売場を2倍に拡大

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