MEGAドン・キホーテUNY大口店/店舗仕入れで驚安価格、ドンキ流でGMS再生
2018年02月22日 21:00 / 店舗レポート
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地下1階は生鮮食料品のフロアで、ユニーが得意とする青果・鮮魚・精肉・惣菜を打ち出した食料品売場を配置した。
ユニーの強みである生鮮品を拡充するとともに、ドン・キホーテが得意とするドリンク・加工食品などの価格インパクトのある売場を目指した。
精肉売場は、新たなターゲット層とした食欲旺盛なニューファミリー世代に対応し、旧ピアゴに比べ売場面積を1.5倍に拡大した。
ユニーが仕入れる銘柄豚、銘柄鶏など精肉のほか、一部、ドン・キホーテが仕入れる銘柄牛も販売する。焼肉はザブトンなど希少部位、コブクロ・白モツ・直腸などホルモンも取りそろえた。
青果売場では、大田市場からの直接仕入れを生かした驚安コーナーを設置し、青果でも価格訴求を打ち出す。地域の地場野菜「湘南野菜」を新たに導入し、幅広い客層に対応する。
鮮魚売場では、築地市場から直接仕入れを実施し、鮮度にこだわるほか、ニューファミリーに対応して、すぐ食べられる商品を打ち出す。ご飯のおかずとなる明太子、しらすなど子供にも親和性がある商品を強化した。
そのほか、干物、冷凍鮭などの塩干商品、解凍するたけで料理につかえる冷凍食品的な加工鮮魚の品ぞろえを増やした。
惣菜売場は、ユニーグループのカネ美食品のほか、焼き鳥「日本一」がテナントで出店する。そのほか、ユニーの直営売場として、新たにアウトパック商品で対応する弁当売場を設置した。
ニューファミリーに対応するため、米飯類を強化し、198円から380円の低価格弁当の品そろえも増やした。
ユニーの直営売場として、鮮魚部門で販売する鮮魚を使用して製造する寿司コーナーを新設した。
カネ美食品が販売する寿司商品と合わせて、寿司の品ぞろえを強化。外食で売上を伸ばしている回転寿司の需要の取り込みを狙う。
MEGAドン・キホーテ化したことに伴い、独自商品も投入。あらたにカネ美食品が、MEGAドン・キホーテUNY専用商品として、やきそば、唐揚げ、お弁当などで、ファミリー需要に対応し通常商品の2倍の量目とした、メガ盛り商品を販売する。
生鮮4品の面積構成比は、青果25%、鮮魚・寿司20%、精肉25%、惣菜30%程度とした。
ドライ食品では、菓子売場を2倍に拡大し、駄菓子と珍味を大幅に増やした。駄菓子を拡大することで、子育て世代であるニューファミリーに対応する。
また、珍味を拡大することで、もう一つの主力部門であるリカー部門との相乗効果を狙う。
リカーコーナーも売場面積を2倍に拡大した。リカーコーナーでは、フランス、イタリア、チリなど世界各国のワインの品そろえを充実させ、常時200アイテム以上をそろえる。
ビールのケース販売や缶チューハイ、清酒、ウイスキーなどフルラインの品そろえを提供する。
ドライ食品の仕入れは基本的には、ドン・キホーテが担当するが、ユニーのプライベートブランドである「スタイルワン」も一部導入している。
ユニーのPBスタイルワンは約100SKU、ドン・キホーテのPB情熱価格は約400SKUをそろえた。
ドライ食品の取り扱いアイテム数は、5000SKU以上。ドリンク500SKU、菓子1000SKU、グロサリー2000SKU、酒1000SKU、その他500SKU程度をそろえた。
デイリー商品では、冷凍食品を強化し、冷凍ケースを1.7倍に拡大した。パン、乳製品、和日配など合計で約1500SKUを販売する。
MEGAドン・キホーテの要素を取り入れるため、ドライ食品のゴンドラはハイゴンドラを使用した。一方で、ハイゴンドラは店内の見通しが悪くなるため、ゴンドラの列の一部にプロモーションコーナーを設置した。
プロモーションコーナーでは、ドン・キホーテが得意とする1品大量陳列で、価格訴求を打ち出し、店舗の賑わいを演出する。
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