ヤオコー/西武百貨店小田原店跡地に最南端店舗を出店
2018年09月11日 17:30 / 店舗レポート
デリカでは、既存店と同様に、ベーカリー部門を強化した。インストアベーカリーは、食事パンの充実を図り、食パン「ロイヤルブレッド」は焼き立てにこだわり、1日に数回の焼き立て販売を行う。
季節の具材を取り入れた紙焼き食パンやサンドイッチなど種類豊富にご用意し、選べる楽しさのある売場を目指す。
インストアベーカリーでは、専用レジを2台設置し、いれたてコーヒーの販売も行う。
7種類のコッペパンや天然酵母を使用したバタール、サンドイッチなど豊富なメニューをそろえることで、家庭での中食からカフェタイムの軽食まで、幅広いニーズに対応する。
インストアベーカリーに隣接して、35席のイートインを設置した。最新店舗である東松山店や浦和パルコ店と同様に、ソファ席や1人用のカウンター席などを設置することで、多様な利用ニーズに応える。
川野社長は、「駅前立地である浦和パルコ店では、イートインスペースが好評で、メインターゲットであるファミリー層以外の単身女性の利用も目立っている。単身者の利用も多く、来店客数の増加に寄与している」とイートインスペースを評価する。
惣菜では、看板商品として「手握りおはぎ」をボリューム展開し、初出店となる小田原の地で認知度向上を図る。
オープンキッチンに、鉄板焼きコーナーを設置し、夕方ピークタイムには、厚焼き玉子や焼とりなどのでき立て商品を提供する。
寿司は、ネタの大きさや素材にこだわった握り寿司を豊富に展開し提案。国産本まぐろや近郊の漁港から水揚げされたネタを使用し、美味しい握り寿司が食べたいというニーズに対応できる品ぞろえや地域ならではの特色を打ち出した。
寿司の盛り合わせのほか、単品の握り寿司も用意することで、買上点数のアップを狙った。
店内加工のおにぎりや弁当も豊富に用意することで、コンビニにはない鮮度感のある商品で、昼のランチタイムや夕食需要に対応する。
ヤオコーは、9月27日には旧イトーヨーカドー新浦安店をリニューアルした商業施設「ニューコースト新浦安」(千葉県浦安市)にも出店する。
競合他社の跡地への出店が増えていることについて、川野社長は、「出店立地が限られている中で、競合店の跡地への出店の案件は増えている。総合スーパーの閉店も続いており、今後も競合の跡地への出店はありうると思う」と語っている。
店舗概要
所在地:神奈川県小田原市中里208
小田原ダイナシティ ウエスト内
TEL:0465-48-1211
店舗面積:2231m2
延床面積:3870m2
営業時間:9時~20時
休業日:年間2日、そのほか館の店休日に準ずる
年間売上:初年度21億円 (予定)
従業員:正社員20人、 パートナー・ヘルパー・アルバイト130人(延べ人数)
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