ヨーカ堂/GMS構造改革で創業地に「食品館千住店」を出店
2019年03月15日 18:50 / 店舗レポート
2階には店内で焼き上げたベーカリーコーナーを配置するとともに、窓側に16席のイートインスペースを配置した。
エスカレーターに隣接するサービスカウンター前にはセブンカフェの販売コーナーを設置して、店内で購入した商品を楽しめるだけでなく、ちょっとしたカフェのように利用できる。
イートインスペース内には、ヨーカ堂1号店から現在までを振り返る写真展示コーナーを設け「おもかげカフェ」と名付けて、イトーヨーカ堂の歴史を紹介している。
川嶋店長は、「店舗面積は限られいるが、千住店は1号店創業以来、地域の人々に愛されてきた店だ。特に買い物がなくても、ふらっと立ち寄れて、地域のコミュニティ作りに役立つようなスペースとして、おもかげカフェを設置した」と語る。
サービスカウンター前には、デザートやヨーグルトのコーナーを配置し、即食があり、喫茶需要との相性の良い商品を展開している。
デザートでは足立区千住に本社を構える地元のスイーツ生産者のドンレミーとコラボレーションしたコーナーも展開している。
エスカレーターで上がった2階入口には、酒類コーナーを飲料コーナーを配置。ワインは、「コクのある赤」「フルーティな赤」「コクのある白」「フルーティな白」といった味わい別の棚割りを提案。
あまりワインに馴染みのないお客でも、味わいをイメージして買いやすい売場を目指した。
冷蔵ケースでは、飲みきりサイズのワインを集合展開することで、ちょっとだけワインを飲みたいといったニーズにも対応する。
また、缶チューハイやビール類は、アイテム数を絞り込み、1アイテム当たりのフェース数をしっかりととることで、補充頻度を少なくし、品切れしにくい棚割りを採用した。
酒類と同じフロアで展開する加工肉では、「気軽におうちバル」と名付けたコーナーを設置。サラミ、生ハムソーセージなど、酒のつまみとなるような商品を提案する。
高齢者や単身世帯が多い商圏特性を踏まえて、2階で展開するチルド飲料でも「飲みきりサイズ」をコーナー化し分かりやすく訴求している。
ティッシュペーパー、トイレットペーパー、歯ブラシ、電球など、コンビニエンスストアで販売している生活に必要な日用品も販売する。
川嶋店長は、「千住店は総合スーパーとして運営しており、地域からの日用品のニーズも高い。お客様にワンストップショッピングの利便性を提供するためにも、コンビニと同等の最低限の日用品はしっかりとそろえた」という。
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