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ローソン/最新店舗公開「シェアリング」など新サービス集積

ローソンは12月13日、JR大崎駅前の複合施設「ゲートシティ大崎」地下1階に展開する最新店舗「ローソン ゲートシティ大崎アトリウム店」を公開した。

ゲートシティ大崎アトリウム店は2月7日にオープンした直営店舗で、ローソン本社の近い立地を生かし、セルフレジ、スマホレジ、シェアリングサービスなど最新の取り組みを導入している。

<セルフレジ>
セルフレジ

現金以外の支払い方法に対応するセルフ専用レジ4台を配置。オフィス立地で、ランチタイムのピーク時間には、レジでの接客よりも短時間での買い物へのニーズが高いことに対応した。

ローソンでは現在、有人レジとセルフレジを切り替えできるタイプのレジを全店導入しているが、都心立地の店舗ではセルフ専用レジを設置している。現在、22店でセルフレジを展開している。

<ローソンスマホレジ>
ローソンスマホレジ

決済では、ローソンスマホレジも導入している。ローソンスマホレジは2018年4月からサービスを開始したスマホを活用したセルフ決済サービス「ローソンスマホペイ」を前身とするサービス。

事前にスマートフォンにローソン公式アプリをダウンロードし、お客自身が商品バーコードをスマホのカメラで読み取ることで、店内のどこでも決済できるのが特徴となっている。

<チャージスポット>
チャージスポット

シェアリングをキーワードにした新サービスも積極的に展開。2018年10月からローソンで導入を開始したスマホ充電バッテリーシェアリングサービスも提供する。

Charge SPOT(チャージスポット)というアプリと連携したサービスで、現在150店で導入している。1時間から48時間まで、150円でスマートフォン用の充電器がレンタルできるサービスで、48時間を超えてもプラス150円で充電器を利用できる。2020年2月末までに1000店にチャージスポットを設置する予定だ。

チャージスポットがあれば、どこで借りても、どこでも返せるのが特徴のサービスであり、拠点の数が重要となってくる。お客の利便性を高めるためには、競合であってもチャージスポットが設置されていることが望ましい。そのため、チャージスポットのサービスはファミリーマートも2019年11月5日から、実験導入している。

<傘のシェアリングサービス「アイカサ」>
傘のシェアリングサービス「アイカサ」

傘のシェアサービス「アイカサ」は2月7日から実験導入した。

アイカサは、盗難防止機能付きの特殊傘にIoTを組み合わせ、街中に複数箇所配置された傘をどこでもレンタルできて、好きな場所で返せる仕組みを実現した「雨の日は傘を持ち歩かないといけない」という常識を根本から覆すシェアリングサービス。

24時間以内なら、違う傘であっても何度も1日あたり70円の同一料金内でのレンタル利用が可能となっている。

現在、ゲートシティ大崎アトリウム店のほか、TOC大崎店、上野一丁目店、農林水産省店、合同庁舎4号館に導入している。

<鍵の受け渡しサービス「キーカフェ」>
鍵の受け渡しサービス「キーカフェ」

鍵の受け渡しサービス「キーカフェ」は、民泊利用者、不動産の内見、家事代行サービス、カーシェアリングなどの利用者に鍵を受け渡しするサービス。2018年1月22日、ローソンGINZA SIX店からサービスを開始した。

現在、東京、大阪、福岡の大都市圏の45店でサービスを展開している。民泊の利用者は、宿泊先で、飲食を楽しむため、お酒や食べ物を鍵の受け渡しと一緒に買う人が多く、客単価が2500円程度となっている。優良顧客の集客につながるサービスとして期待されているという。

<返品サービス、発送サービスもITで対応>
返品サービス、発送サービスもITで対応

スマートフォンアプリを活用して、レンタル商品、EC商品の返却、返品をよりスムーズに行うことができるサービス「スマリ」にも対応。レンタル衣料のエアークローゼット、ECサイトのロコンド、ショップリストなどの商品を返品できる。現在、300店にスマリサービスに対応したスマリボックスを配置している。

そのほか、メルカリなどのリユース商品の個人売買が伸長し、商品を発送する人が増えていることに対応して、郵便局の「e発送サービス」も用意している。

e発送サービスは、メルカリ、モバオク、ヤフオク、ラクマ、ペイペイフリマの利用者を対象に、日本郵便が提供するサービス。フリマアプリ・オークションサイトの出品者向けに、簡単・便利に商品を発送できる。

ローソンの商品発送のうち、85%は厚さ3cmまでの「ゆうパケット」に対応している。そのため、ゆうパケット専用の投函口を用意した。アプリを活用して、店頭での送り状印刷やプライバシー配送などができる。

残りの15%を占める大型の郵便物に対応するため、日本郵便が提供するロッカーサービス「はこぽす」も設置した。はこぽすは、商品の受取だけでなく発送もできるのが特徴のサービスとなっている。

現在、配送サービスの加盟店手数料も課題となっており、新しいサービスを活用することで、加盟店の負担軽減につなげていきたいという。

<フライドフーズセルフ販売什器>
フライドフーズセルフ販売什器

加盟店の作業軽減の仕組みとして、フライドフーズセルフ販売什器の導入も進めている。フライドフーズのケースをセルフ開閉式にし、お客自身が商品を選びピックアップできる什器で、店舗作業時間を1時間削減する。

9月から導入をすすめており、12月10日時点で216店にフライドフーズセルフ販売什器を設置している。

<お客が商品を選び取り出すことが可能に>
お客が商品を選び取り出すことが可能に

混雑時のレジ待ち時間にはフライドフーズを頼みづらいというお客の声もあり、お客自身で好きな商品を選べる方式を採用した。昨年から、実験導入を行っていたが、 「ゆっくり選ぶことができる」というお客の声があり、売上も拡大したという。

<おにぎりなどの主食の側に配置>
おにぎりなどの主食の側に配置

フライドフーズセルフ販売什器では、からあげクンや焼き鳥、コロッケなどの惣菜を販売している。おにぎりや丼ぶり、麺類など主食との関連購買が期待できる。そのため、主食を販売する側に、フライドフーズセルフ販売什器を設置することで、買上点数の向上も狙っている。

店内厨房の前に設置することで、調理した商品をできるだけ早く、短距離で補充できる利点もあるという。

<スライド式の棚板を備えたゴンドラスライド棚>
スライド式の棚板を備えたゴンドラスライド棚

従業員の商品陳列・補充を簡易化するスライド式の棚板を備えたゴンドラスライド棚を導入し、10分の作業時間を削減する。また、手の届く範囲に利用頻度の高い包材・備品を集約するなどし、従業員の使い勝手を向上させる新型カウンターの導入で、30分の作業時間を削減する。

<セルフ電子レンジ>
セルフ電子レンジ

電子レンジもセルフ化し、お客自身が自分の好みの温度で商品を温められる仕組みも導入し、30分の作業時間を削減する。

<電子棚札も実験導入>
電子棚札も実験導入

カメラと連動した電子棚札も実験導入した。電子棚札は、価格のほか、棚札自体を活用したセールスプロモーションもできるのが特徴。今回は、人を感知すると、価格表示がPOPの演出に変化する仕組みを導入している。

電子棚札は、リアルタイムに商品価格を変更できるダイナミックプライシングなどの機能もあるため、実用化に向けた実験を継続するという。

加盟店を取り巻く環境は日々変化しており、人件費の高騰に伴うコスト増や、少子高齢化など社会環境の変化に伴う人手不足は深刻な課題となっている。

今後も、お客の利便性を向上しながら、店舗の生産性を向上させた店舗づくりを推進するという。

店舗概要
所在地:東京都品川区大崎1-11-1
TEL:03-3491-7717
営業時間:7時~22時
売場面積:486.54m2
イートイン席数:38席

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