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東京地区百貨店/10月の売上は1293億円、3カ月連続のプラス

2018年11月22日 10:40 / 月次

日本百貨店協会が発表した10月の東京地区百貨店(13社25店)の売上高概況によると、売上高は約1293億円(前年同月比2.6%増)で、3カ月連続のプラスとなった。

売上高構成比の91.6%を占める店頭売上高は2.3%増、同8.4%の非店頭は5.5%増。

10月は、改装・増床効果や、物産展などの人気催事・会員向施策が奏功。雨の少ない安定した気候の中、多数の集客があり、入店客数は3.7%増と12カ月連続でプラスとなった。

売上高は2.6%増と3カ月連続のプラス。商品別では、主要5品目のうち、衣料品(0.7%増)、身のまわり品(5.7%増)、雑貨(5.1%増)、食料品(3.8%増)の4品目で前年をクリアした。

衣料品は、婦人服・洋品と、その他衣料品がけん引した。例年よりも気温が高めだったこともあり、重衣料は伸び悩んだが、秋物衣料は好調。特に、特選、ミセス、ジャケット、ニット等に動きが見られた。

身のまわり品は、ラグジュアリーブランドのバッグや小物、カジュアルシューズ、ネックレスなど、アクセサリーが動いた。

雑貨では、国内消費が堅調な化粧品・高額商材(美術・宝飾・貴金属)や、スポーツ用品などを含むその他雑貨の全項目で前年をクリアした。

食料品は3カ月連続プラス。食品関連の催事・企画が好評で、菓子や、弁当などの惣菜、その他食料品で対前年増となった。

おせちやクリスマスケーキ予約は、店頭・ネットともに好調に推移した。

11月中間段階の商況は、11月15日現在4.7%減で推移している。

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