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総合スーパー/6月はイオン1.3%増、ヨーカ堂1.3%減、ドンキ0.9%増

2019年07月29日 18:10 / 月次

流通ニュースがまとめた主要総合スーパー12社の月次営業情報によると、6月の既存店売上高は、イオンリテール1.3%増、ドン・キホーテ0.9%増、イズミ2.8%増、ユニー1.1%増、平和堂1.5%増、イオン九州1.8%増、サンエー2.3%増など9社が増収となった。

一方で、イトーヨーカ堂1.3%減、イズミヤ3.5%減、PLANT2.7%減と3社は減収となった。

ドン・キホーテは、アセアンからの来店客数と売上が好調で、インバウンドの売上高構成比は5カ月連続して10%を超えた。

<GMSイメージカット>
GMSイメージカット

■イオンリテール(2019年2月期:売上高2兆1854億円)
既存店1.3%増、全店1.4%増

■イトーヨーカ堂(2019年2月期:売上高1兆2361億円)
既存店商品売上高1.3%減、客数2.9%減、客単価1.7%増
全店総売上計1.8%減、うち商品売上3.6%減、テナント他2.9%増

■ドン・キホーテ(2018年6月期:売上高9415億円)
既存店売上高0.9%増、客数1.0%増、客単価0.1%減、対象店舗数297店(土日休日数1日増)

全店売上高4.1%増、家電製品2.4%減、日用雑貨品4.2%増、食品8.6%増、時計・ファッション用品1.8%増、スポーツ・レジャー用品2.7%減、その他2.5%増
総店舗数322店。7月度は、新規出店はなかった。

6月は、梅雨前線が停滞したことから曇天の日が続き、大雨となる地域もありました。週末ごとに雨天になるなど、月を通して気温が上がらない日が多くなった。国内消費は、気温が上がらなかったことで夏物商品は軟調となったが、食品を中心とした生活必需品がけん引した。

インバウンド消費は、アセアンからの来店客数と売上増が貢献したことから、好調となった。売上高構成比は5カ月間連続して10%超えた。

家電製品は、ヘッドフォンが伸長したほか、POSAカードが貢献した。日用雑貨品は、洗剤やヘアケア用品などの日用消耗品の支持率が高まったことに加えて、活況なインバウンド消費によって医薬品が好調となった。

食品は、チョコレートなどの菓子類や調味料などの加工食品が高い売上高成長率を記録した。卵や豆腐や練物などが2ケタ増となって日配品が伸長した。

時計・ファッション用品は、スポーツ衣料・ビニール傘やレインコートなどの雨具が貢献した。スポーツ・レジャー用品は、アウトドア用品は苦戦した反面、キャラクター玩具が堅調となった。

■イズミ(2019年2月期:売上高7321億円)
既存店売上高2.8%増、全店売上高7.0%増

■ユニー(2019年2月期:売上高6058億円)
既存店(169店)売上高1.1%増、客数0.2%増、客単価1.3%増
衣料品1.5%増、住居関連品1.5%増、食品1.0%増(土日休日1日増)
全店(176店)売上高5.8%減

6月度は、夏物需要を取り込んだ衣料品、住居関連品が好調だったほか、食品も生鮮食品がけん引して3カ月ぶりに前年超えとなるなど、すべてのカテゴリが順調な進捗状況となった。

衣料品は、女性用のアウターやブランドバッグ、実用下着に加え、サンダルや子供用水着など夏物商品が高い伸びを示した。住居関連品は、扇風機やタオル、収納グッズなどのリビング用品が好調に推移した。

期間限定の送料無料サービスが奏効し、産地直送の食品を中心にお中元ギフトが売上をけん引した。食品は、精肉や鮮魚などの生鮮食品が売上をけん引したほか、パンや和菓子、乳製品などの加工食品も売上増に貢献した。

なお、UDリテールは、2019年2月28日付で、パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH)がユニーが保有するUDR株式を取得し、PPIHの100%子会社になった。店舗数は16店。

■平和堂(2019年2月期:売上高4376億円)
既存店売上高1.5%増、全店売上高2.1%増

■イズミヤ(2018年3月期:売上高2328億円)
既存店3.5%減、全店0.4%減

■イオン九州(2019年2月期:売上高2243億円)
会社計 既存店1.8%増、全店0.5%減
総合小売 既存店2.1%増、全店1.4%増
ホームセンター 既存店0.4%減、全店4.4%減
その他 既存店0.0%、全店6.2%増

■サンエー(2019年2月期:売上高1898億円)
既存店2.3%増、総合店1.1%増

■イオン北海道(2019年2月期:売上高1857億円)
企業計 既存店1.8%増、全店1.8%増
衣料 既存店3.5%増、全店3.5%増
食品 既存店1.5%増、全店1.6%増
住居 余暇既存店1.2%増、全店1.3%増

■ミスターマックス(2019年2月期:売上高1185億円)
既存店売上高2.4%増、客数0.1%増
全店売上高1.4%増、客数1.0%減

■PLANT(2018年9月期:売上高888億円)
既存店売上高2.7%減、客数3.7%減、客単価1.0%増
全店売上高8.1%増、客数7.1%増、客単価0.9%増

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