ファミリーレストラン/9月既存店売上5社そろって減
2021年10月20日 13:00 / 月次
ファミリーレストラン主要5社が発表した9月の月次営業情報によると、既存店売上高はすかいらーく20.7%減、サイゼリヤ23.3%減、セブン&アイ・フードシステムズ(デニーズ)25.7%減、ジョイフル27.5%減、ロイヤルホスト14.9%減と5社そろって前年同月を下回った。
客数は、すかいらーく16.5%減、サイゼリヤ18.7%減、セブン&アイ・フードシステムズ22.6%減、ジョイフル26.9%減、ロイヤルホスト18.3%減だった。
客単価は、すかいらーく5.0%減、サイゼリヤ5.6%減、セブン&アイ・フードシステムズ3.9%減、ジョイフル0.8%減、ロイヤルホスト4.1%増となっている。
■すかいらーく(2020年12月期:売上高2884億円)
既存店売上高は20.7%減、客数16.5%減、客単価5.0%減。全店売上高22.6%減。
2019年比既存店売上高37.5%減。
政府は緊急事態宣言を9月末までに延長。まん延防止等重点措置や自治体からの営業時間短縮要請のエリアを合わせると、最大約2490店舗で営業時間を短縮した。
ガストは「牛肉とかにグルメフェア」を9月2日より実施。「ナポリタンとビーフチーズINメンチかつ」「みすじカットステーキ」「かにあんかけたっぷり天津飯」「サーモンとかにの魚介クリームスパゲティ」などが好評。メニューにミニサラダや春巻きなどを併せて掲載し、追加注文を促進した。バーミヤンでは、5月に導入した平日限定定食メニュー「バミ定」の販売が引き続き好調だった。
ジョナサンでは、大豆から作られた「ファームミートハンバーグ」を初めて販売。低糖質パンを添え、スーパーフードや様々な野菜とともに提供し「健康感」を訴求している。同時に、畜産による環境負荷軽減が期待される大豆ミートの使用により、すかいらーくグループで重要な経営課題と位置付けている環境問題にも配慮している。
前回高評価だったしゃぶ葉のフェアメニュー「牛たん&鹿児島産黒豚」を再び販売し、今回も好調に推移した。しゃぶ葉では、シニアにも気軽にしゃぶしゃぶの食べ放題を楽しんでもらうため、全コースに60歳以上を対象にお得な「シニア価格」を導入している。
新規出店は、米国シカゴでしゃぶ葉1号店を9月29日グランドオープン。業態転換は、バーミヤン2店舗、むさしの森珈琲1店舗への転換を実施。グループ計3101店舗。
■サイゼリヤ(2020年8月期:売上高1268億円)
既存店売上高23.3%減、客数18.7%減、客単価5.6%減。店舗数1031店。
全店売上高22.2%減、客数17.6%減、客単価5.6%減。店舗数1083店。
休業9店、閉店4店だった。
「テイクアウト客数=テイクアウト売上高÷イートイン平均客単価」に基づき算出した客数を、テイクアウトによる客数として加味している。
■セブン&アイ・フードシステムズ(2021年2月期:売上高508億円)
デニーズ
既存店売上高25.7%減、客数22.6%減、客単価3.9%減。
全店売上高33.2%減。
■ジョイフル(2021年6月期:売上高476億円)
既存店売上高27.5%減、客数26.9%減、客単価0.8%減。
全店売上高36.6%減、客数36.1%減、客単価0.7%減。
退店1、店舗数合計575店。
■ロイヤルホールディングス(2020年12月期:外食事業462億円)
ロイヤルホスト
既存店売上高14.9%減、客数18.3%減、客単価4.1%増。
月次 最新記事
一覧最新ニュース
一覧-
- ローソン/デリバリー事業拡大、売上10万円越えの店舗も
- 04月19日
-
- 冷凍食品/23年国内生産量は3.3%減、値上げが影響
- 04月19日
-
- ファミマ/店舗の勤務シフト・スケジュールを自動作成に
- 04月19日
-
- ハラカド/デジタル免税カウンター稼働開始
- 04月19日
-
- ユニクロ/ローマに新店舗オープン
- 04月19日
-
- ワッツ/長野県松本市のラ・ムー梓川店内に新店舗オープン
- 04月19日