9月のスーパー、ドラッグストア/アルコールの売上が大幅増
2021年10月29日 13:40 / 月次
True Dataは10月26日、同社の統計データをもとに、ドラッグストア、食品スーパーマーケットにおける2021年9月の売り上げ伸長カテゴリを発表した。
9月は、アルコール飲料が大きく売り上げを伸ばした。食品スーパーマーケット、ドラッグストアともに「ビール」の売り上げは約3割増加し、「スピリッツ」は約2割増加した。同社では「外食の機会が減ったことにより、家飲み需要が増加していた影響」とみている。
ドラッグストアで「ビール」の売り上げが前年同月比27.3%増、「スピリッツ」は17.8%増、食品スーパーマーケットで「ビール」は27.8%増、「スピリッツ」は21.5%増と伸長した。
家飲み需要が増加したことに加え、同社は「ビールは酒税法改正により減税になった影響も考えられる」としている。
そのほか、食品スーパーマーケットでは、健康を意識したドリンク類の売り上げが好調。9月、伸び率ランキング1位の「ココアドリンク」(アーモンドミルクなど)は53.5%増、4位の「ビネガードリンク」は26.6%増と大きく伸ばした。
ドラッグストアで最も伸長した「農産珍味」(甘栗、干し芋など)は48.7%増。ヘルシーな自然派おやつの人気は続いている。
8月にドラッグストアの伸び率ランキング1位だった「解熱鎮痛薬」は、9月は2位で36.2%増だった。ワクチン接種への備え需要が継続していたという。
ドラッグストアで「バス用洗剤」が13.5%増、「パイプ・風呂釜クリーナー」は9.4%増、「トイレ用洗剤」は8.8%増と売り上げを伸ばした。外出を自粛するなか、在宅時間が増えたことで掃除用洗剤に対する需要が高まっている。
■問い合わせ先
True Data
https://www.truedata.co.jp/contact
流通ニュースでは小売・流通業界に特化した
B2B専門のニュースを平日毎朝メール配信しています。