ショッピングセンター/12月既存SC売上6.0%増、2カ月連続でプラス
2022年01月25日 11:20 / 月次
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日本ショッピングセンター協会が1月25日に発表した12月のショッピングセンター(SC)販売状況によると、既存SCの売上高は前年同月比6.0%増、2カ月連続で前年を上回った。2019年比では8.7%減となった。
新型コロナウイルス感染者数の減少傾向が、クリスマスや年末といった年間の大きなモチベーション期に重なったことに加え、各SCとも積極的に販促施策を行ったことが奏功し、全ての地域で前年実績を上回った。
苦戦が続いていたテナントは、7.3%増となっている。特にコロナの影響を大きく受けた飲食が、制限緩和により外食需要に回復がみられた。同じく苦戦傾向にあったファッションも外出機会の回復と気温低下もあり、冬物商材の動きが活発化したという。
キーテナントは、1.2%増。美術品や宝飾・貴金属、ラグジュアリーファッションといった高額商品が好調な百貨店が主である中心地域・大都市が実績を伸ばした。一方で、コロナ下の巣ごもり需要で食品の買いだめ傾向が落ち着いたGMSや食品SMが主である周辺地域は、わずかに前年実績を下回る結果となった。
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