ショッピングセンター/8月既存SC売上15.8%増、前年に比べ帰省客など増加
2022年09月26日 17:14 / 月次
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日本ショッピングセンター協会が9月26日に発表した8月のショッピングセンター(SC)販売状況によると、既存SCの売上高は前年同月比15.8%増となった。
月度 | 総合 | テナント | キーテナント |
7月 | 5.5%増 | 6.8%増 | 0.7%増 |
8月 | 15.8%増 | 19.0%増 | 4.1%増 |
前年同月は全国的に緊急事態宣言やまん延防止等重点措置(以下、宣言等)が発出され、休業や時短営業の影響を受けたが、今年は宣言等が発出されない3年振りの夏休みとなり、前年に比べ帰省客や旅行客の来館が増えたSCが多かった。加えて、販促イベントなどを実施したSCも多く、来館者数増加に寄与した。
2019年と比較すると16.1%減となり、7月の10.7%減から、さらに5.4%減とマイナス幅が大きくなった。これは同年8月に消費税増税前の駆け込み需要があり、その反動減によるものであるという。
テナントは、前年同月比伸長率19.0%増となった。業種別に見ると、3年振りの行動制限のない夏休みで帰省客や旅行客が来館したことで、飲食が好調となった。一方、ファッションは下旬頃から秋物衣料が立ち上がり、高稼働した。
キーテナントは、前年同月比伸長率4.1%増となった。中心地域・大都市は百貨店での売上が牽引した一方、外出機会が増えて内食需要が減少し、スーパーは売上が低調だった。
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