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ファミリーレストラン/12月既存店売上高5社そろって増

2023年01月25日 11:00 / 月次

ファミリーレストラン主要5社が発表した12月の月次営業情報によると、既存店売上高はすかいらーく2.1%増、サイゼリヤ7.0%増、セブン&アイ・フードシステムズ(デニーズ)3.3%増、ジョイフル12.6%増、ロイヤルホスト20.9%増となった。

社名 既存店売上高前年同月比 全店売上高前年同月比
すかいらーく 2.1%増 1.0%増
サイゼリヤ 7.0%増 7.5%増
デニーズ 3.3%増 0.1%増
ジョイフル 12.6%増 11.5%増
ロイヤルホスト 20.9%増

客数は、すかいらーく8.5%減、サイゼリヤ5.2%増、セブン&アイ・フードシステムズ0.4%減、ジョイフル7.8%増、ロイヤルホスト17.5%増だった。

客単価は、すかいらーく11.6%増、サイゼリヤ1.7%増、セブン&アイ・フードシステムズ3.7%増、ジョイフル4.5%増、ロイヤルホスト2.9%増となっている。

■すかいらーくホールディングス(2021年12月期:売上高2645億円)
既存店売上高2.1%増、客数8.5%減、客単価11.6%増。全店売上高1.0%増。

2019年比既存店売上高8.3%減。

12月は客単価好調が継続。客数は減少したが、前年はアルコール99円キャンペーンで客数が大幅に増加したことを鑑みると堅調に推移しているという。

時間帯別では、需要の戻りに応じて夜間営業時間の再延長を検討中。地域別は、大都市圏以外では物価の高騰が生活防衛意識の高まりに影響しているとみている。

ブランド別は、目的来店型の専門店ブランドが引き続き好調となっている。ガストは、11月下旬開始のミシュラン1つ星シェフ共同開発のコース料理は高単価にもかかわらず、TVCMやタオルプレゼントなどの販促の効果もあり好調だった。

バーミヤンは15日より台湾フェアを開始。年末年始向けの特別メニューや小皿メニューの拡充も貢献し、客単価が増加した。

しゃぶ葉は12月からエントリープライスも含め値上げを実施。新しい海鮮付きコースも好評。年末に向けた需要の高まりもあり客単価が増加している。

ジュナサンは15日改定で年末需要に向けブイヤベースなどを導入。国産いちごと北海道チーズケーキのスイーツも好調で客単価が上昇した。

2022年12月度はリモデル9店、リフレッシュ15店。グループ計3054店舗。リモデル9店の単月効果は9.0%。

■サイゼリヤ(2022年8月期:売上高1442億円)
既存店売上高7.0%増、客数5.2%増、客単価1.7%増。店舗数1034店。

全店売上7.5%増、客数5.8%増、客単価1.6%増。店舗数1074店。

休業3店、閉店2店だった。

「テークアウト客数=テークアウト売上高÷イートイン平均客単価」に基づき算出した客数を、テークアウトによる客数として加味している。

■セブン&アイ・フードシステムズ(2022年2月期:売上高447億円)
デニーズ
既存店売上高3.3%増、客数0.4%減、客単価3.7%増。

全店売上高0.1%増。

■ジョイフル(2022年6月期:売上高466億円)
既存店売上高12.6%増、客数7.8%増、客単価4.5%増。

全店売上高11.5%増、客数6.7%増、客単価4.5%増。

出退店0、店舗数合計564店。

■ロイヤルホールディングス(2021年12月期:外食事業450億円)
ロイヤルホスト
既存店売上高20.9%増、客数17.5%増、客単価2.9%増。

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