ラーメン・カレー・定食8社が発表した12月の月次営業情報によると、既存店売上高は丸亀製麺17.3%増、王将フードサービス5.6%増、リンガーハット13.3%増、ハイデイ日高18.2%増、幸楽苑0.2%減、いきなりステーキ5.3%減、壱番屋5.8%増、大戸屋9.8%増だった。
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既存店売上高前年同月比 |
全店売上高前年同月比 |
丸亀製麺 |
17.3%増 |
ー |
王将フードサービス |
5.6%増 |
6.1%増 |
リンガーハット |
13.3%増 |
ー |
ハイデイ日高 |
18.2%増 |
18.0%増 |
幸楽苑 |
0.2%減 |
3.2%減 |
いきなり!ステーキ |
5.3%減 |
12.8%減 |
壱番屋 |
5.8%増 |
4.8%増 |
大戸屋 |
9.8%増 |
10.2%増 |
■トリドールホールディングス(2022年3月期:売上高1533億円)
全業態既存店売上高15.4%増、全店の売上高15.2%増。
うち丸亀製麺は売上高17.3%増、客数3.0%増、客単価13.8%増。
出店19、閉店3で丸亀製麺827店舗、海外事業693店舗、その他235店舗の計1755店舗。
■王将フードサービス(2022年3月期:847億円)
既存店の売上高72億100万円(5.6%増)、客数642万人(0.3%減)、客単価1122円(5.9%増)。
全店の売上高74億6600万円(6.1%増)、客数666万6000人(0.2%増)、客単価1120円(5.9%増)。
12月は出退店0、12月末店舗数730店舗。
既存店・全店ともに同月比過去最高売上だった前年を大幅に上回る増収を達成。単月として創業以来過去最高売上を記録した。
価格改定による客単価増の効果に加え、店内飲食の客数増とテークアウト&デリバリーが好調に推移したことで、全体客数が前年同月比0.2%増と伸長したことなどが要因だという。
■リンガーハット(2022年2月期:339億円)
既存店売上高%10.1増、客数1.2%増、客単価8.8%増。
うちリンガーハットは売上高13.3%増、客数2.4%増、客単価10.6%増。
浜かつは売上高0.8%減、客数5.3%減、客単価4.8%増。
全店売上高8.9%増、客数0.1%増、客単価8.9%増。
12月は出店1、退店1、期末店舗数はリンガーハット585、浜かつ84、その他4、合計673店。
■ハイデイ日高(2022年2月期:264億円)
既存店売上高18.2%増、客数11.5%増、客単価6.1%増。
全店売上高18.0%増、客数11.2%増、客単価6.1%増。
出店3、退店3、店舗数439。
■幸楽苑(2022年3月期:売上高250億円)
既存店売上高0.2%減、客数12.3%減、客単価13.8%増、店舗数400店。
全店売上高3.2%減、客数15.7%減、客単価14.8%増、店舗数416店。
12月は、前年11月にテレビ放映があったことの反動などにより、客数は苦戦したが、グランドメニュー改定効果もあり、客単価は上昇した。
■ペッパーフードサービス(2021年12月期:売上高189億円)
いきなり!ステーキの既存店売上高5.3%減、客数5.3%減、客単価0.0%。
全店売上高12.8%減、客数13.0%減、客単価0.2%増、国内店舗数206店。
レストラン事業の既存店売上高4.4%減、客数0.6%減、客単価3.8%減。
全店売上高12.3%減、客数12.7%減、客単価0.4%増。国内12店舗。
12月18日、いきなり!ステーキをフィリピンに初出店した。
■壱番屋(2022年2月期:売上高450億円)
既存店売上高5.8%増、客数4.3%減、客単価10.5%増。
全店売上高4.8%増、出店4、退店7、店舗数1460店。
客単価は、ベースのカレーソースと一部トッピングの値上げをおこなったことなどから前年比10.5%増だった。2022年6月に続く昨年2回目の値上げであったことなどから、2ケタ増の大きな伸びを示した。
一方、客数は4.3%減となったが、これは前年の水準が高かったことが主な要因であり、現時点では値上げによる大きな客数減もなく、客数のトレンドは値上げ前と比べて大きな変化はないという。
■大戸屋(2022年3月期:188億円)
既存店売上高9.8%増、客数0.6%減、客単価10.5%増、店舗数293店(FC店162店)。
全店売上高26億3154万円(10.2%増)、店舗数305店(FC店168店)。
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