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総合スーパー/12月はイオン4.6%増、PPIH3.4%増、ヨーカドー1.3%増

2023年02月10日 10:30 / 月次

流通ニュースがまとめた総合スーパー主要3グループの月次営業情報によると、12月の既存店売上(前年同月比)は、イオンリテール4.6%増、PPIH(国内リテール主要4社)3.4%増、イトーヨーカドー1.3%増となった。

<12月の実績>

社名 既存店売上高(前年同月比) 全店売上高(前年同月比)
イオンリテール 4.6%増 6.1%増
PPIH 3.4%増 4.5%増
イトーヨーカ堂 1.3%増 0.1%増

■イオンリテール(2022年2月期:売上高1兆6648億円)
既存店4.6%増、全店6.1%増

総合小売事業のイオンリテールでは、家族で一緒に楽しめるごちそうメニューや、年末の年越し・来客準備に向けたタオル、寝装・寝具や清掃用品の展開を強化したほか、帰省需要に対応した「キャリーケース」、「鞄」などのトラベルグッズやお出かけ着の売場を拡充した結果、6カ月連続で既存店売上高が前年実績を上回った。部門別では、「国産黒毛和牛」や袋に入れたままオーブンで焼くだけで食べられるトップバリュの若鶏味付ローストチキンをクリスマスで展開した畜産、「贅沢海鮮手巻き」などのごちそうメニューの品揃えを強化したデリカや水産に加え、グロサリー、日配品が好調に推移し、食品売上高は既存店の前年実績を4カ月連続で上回った。

また、帰省による感染予防のため、抗原検査キットや風邪薬が大幅に伸長したヘルス&ビューティケアも、10カ月連続で前年の既存店売上高を超えた。さらに、Eコマースでは、クリスマスケーキやおせち、ごちそう商品の予約を強化したネットスーパーの年末年始期間(12/23~1/2)の売上高が、前年実績から約3割伸長したほか、初売りや福袋をサイト内で初めて大きく展開したイオンショップの期間(12/29~1/2)売上高が、約3倍に大きく伸長した。

■PPIH(2022年6月期:売上高1兆8312億円)
・国内リテール主要5社(ドン・キホーテ、長崎屋、UDリテール、橘百貨店、ユニー)
既存店売上3.4%増、客数2.1%減、客単価5.6%増、対象店舗数579店
全店売上高4.5%増、対象店舗610店

・ディスカウント事業(ドン・キホーテ、長崎屋、UDリテール、橘百貨店)
既存店売上高4.7%増、客数1.4%減、客単価6.2%増。家電製品8.4%減、日用雑貨品9.1%増、食品6.9%増、時計・ファッション用品1.2%増、スポーツ・レジャー用品1.7%増、対象店舗数446店。全店売上高6.5%増、店舗数476店

・GMS事業(ユニー)
既存店売上高0.3%増、客数3.6%減、客単価4.1%増
衣料品1.5%増、住居関連品2.2%減、食品0.8%増
対象店舗数133店。全店売上高0.3%減、店舗数134店

■イトーヨーカ堂(2022年2月期:売上高1兆675億円)
既存店総売上高(SC計)1.3%増、商品売上0.8%増、客数2.1%減、客単価2.9%増、テナント2.6%増
全店総売上計0.1%増、うち商品売上0.8%減、テナント他2.0%増

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