ファミリーレストラン主要4社が発表した4月の月次営業情報によると、既存店売上高はすかいらーく18.9%増、サイゼリヤ14.7%増、ジョイフル31.7%増、ロイヤルホスト21.0%増となった。
客数は、すかいらーく6.6%増、サイゼリヤ14.5%増、ジョイフル21.8%増、ロイヤルホスト17.6%増になっている。
客単価は、すかいらーく11.6%増、サイゼリヤ0.2%増、ジョイフル7.8%増、ロイヤルホスト2.1%増だった。
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既存店売上高前年同月比 |
全店売上高前年同月比 |
すかいらーく |
18.9%増 |
16.0%増 |
サイゼリヤ |
14.7%増 |
14.2%増 |
ジョイフル |
31.3%増 |
30.4%増 |
ロイヤルホスト |
21.0%増 |
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■すかいらーくホールディングス(2022年12月期:売上高3037億円)
既存店売上高18.9%増、客数6.6%増、客単価11.6%増、全店売上高16.0%増。
2019年比既存店売上高7.5%減。
月末はゴールデンウィークの始まりで人出も多く、客数も堅調。深夜営業再開により21時以降の売上が徐々に増加した。
ブランド別では、ガスト、バーミヤンのグランドメニュー改定により両ブランドの使い勝手が向上。ガストは小ポーションメニューや生パスタ、新しい「THEガストハンバーグ」などが売上をけん引し、バーミヤンでは、ランチセットや定食メニューの土曜提供や晩酌セットによるアルコール訴求強化、お手頃価格に見直した麺メニューなどによって、狙い通り客数増に貢献している。
ステーキガストは税込500円のワンコインハンバーグが家計を気にするヤングファミリー層にヒット。追加ハンバーグが1枚税込100円と手を出しやすい価格のため、若年層の呼び込みにも効果があった。
このほか、深夜営業時間延長店舗は4月末時点で1692店に拡大し、新ブランド「飲茶TERRACE『桃菜』」の2号店(三鷹店)、3号店(南砂店)が都内にオープン。台湾に「むさしの森珈琲」の1号店を出店した。
2023年4月度は新店4店、リモデル9店、業態転換5店。グループ計2979店舗。今年度の累計転換効果は98.7%増。
■サイゼリヤ(2022年8月期:売上高1442億円)
既存店売上高14.7%増、客数14.5%増、客単価0.2%増。店舗数1029店。
全店売上高14.2%増、客数14.1%増、客単価0.1%増。店舗数1060店。
休業4、閉店4だった。
「テークアウト客数=テークアウト売上高÷イートイン平均客単価」に基づき算出した客数を、テークアウトによる客数として加味している。
■ジョイフル(2022年6月期:売上高466億円)
既存店売上高31.3%増、客数21.8%増、客単価7.8%増。
全店売上高30.4%増、客数20.9%増、客単価7.8%増。
出退店0、店舗数合計563店。
■ロイヤルホールディングス(2022年12月期:外食事業535億円)
ロイヤルホスト
既存店売上高21.0%増、客数17.6%増、客単価2.1%増。
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