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ファミリーレストラン/3月既存店すかいらーく26.6%増、サイゼリヤ17.2%増

2023年04月28日 17:10 / 月次

ファミリーレストラン主要4社が発表した3月の月次営業情報によると、既存店売上高はすかいらーく26.6%増、サイゼリヤ17.2%増、ジョイフル41.9%増、ロイヤルホスト24.7%増となった。

客数は、すかいらーく11.9%増、サイゼリヤ17.2%増、ジョイフル31.7%増、ロイヤルホスト22.1%増となっている。

客単価は、すかいらーく13.1%増、サイゼリヤ横ばい、ジョイフル7.7%増、ロイヤルホスト2.1%増だった。

既存店売上高前年同月比 全店売上高前年同月比
すかいらーく 26.6%増 23.3%増
サイゼリヤ 17.2%増 17.2%増
ジョイフル 41.9%増 40.9%増
ロイヤルホスト 24.7%増

■すかいらーくホールディングス(2022年12月期:売上高3037億円)
既存店売上高26.6%増、客数11.9%増、客単価13.1%増。全店売上高23.3%増。

2019年比既存店売上高9.6%減。

3月も前月の売上トレンドが継続しており、中旬以降は上昇、休日が2日少ない影響を除くと2月よりもさらに回復している。

時間帯別では、深夜営業再開に伴い、21時以降の売上も上昇している。地域・客層別に見ると、地方のヤングファミリー層が相対的に弱かったが、春休み入りより回復。ブランド別では、堅調な専門店ブランドと比べて苦戦していたバリュープライスブランド(ガスト、バーミヤンなど)の売上が回復基調になった。

ガストは「サーロインステーキスペシャルコース」が高単価ながら好調。抹茶スイーツも好評で客単価に貢献している。

ジョナサンはグランドメニュー改定で小ポーション料理を増やし、客単価増。ハンバーグに北海道産ビーフを使用したことで商品魅力が増大し、グリル商品の販売割合が約20%増加した。

夢庵はランチに「選べる和膳」を手頃な価格で2種類導入し、狙い通り女性からの好評を得た。デザートや小丼などの併売も強化し、客単価が増えている。

このほか、ガスト、バーミヤン、ジョナサンの一部店舗で深夜営業を再開し、深夜の飲食需要の拡大に対応。新ブランド、飲茶TERRACE「桃菜」が引き続き好調だ。

2023年3月度は新店1店、リモデル8店。グループ計2979店舗。国内リモデル7店の単月効果は8.7%。

■サイゼリヤ(2022年8月期:売上高1442億円)
既存店売上高17.2%増、客数17.2%増、客単価横ばい。店舗数1026店。

全店売上高17.2%増、客数17.4%増、客単価0.2%減。店舗数1059店。

休業4、閉店0だった。

「テークアウト客数=テークアウト売上高÷イートイン平均客単価」に基づき算出した客数を、テークアウトによる客数として加味している。

■ジョイフル(2022年6月期:売上高466億円)
既存店売上高41.9%増、客数31.7%増、客単価7.7%増。

全店売上高40.9%増、客数30.8%増、客単価7.7%増。

出店0、退店1、店舗数合計563店。

■ロイヤルホールディングス(2022年12月期:外食事業535億円)
ロイヤルホスト
既存店売上高24.7%増、客数22.1%増、客単価2.1%増。

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