総合スーパー/9月はイオン2.2%増、PPIH6.3%増、ヨーカドー1.3%減
2023年10月30日 15:40 / 月次
流通ニュースがまとめた総合スーパー主要3グループの月次営業情報によると、9月の既存店売上(前年同月比)は、イオンリテール2.2%増、PPIH(国内リテール主要4社)6.3%増、イトーヨーカドー1.3%減となった。
<9月の実績>
社名 | 既存店売上高(前年同月比) | 全店売上高(前年同月比) | |
イオンリテール | 2.2%増 | 5.4%増 | |
PPIH | 6.3%増 | 7.4%増 | |
イトーヨーカ堂 | 1.3%減 | 1.1%減 |
■イオンリテール(2023年2月期:売上高1兆5956億円)
既存店2.2%増、全店5.4%増
総合小売事業のイオンリテールでは、今回値下げしたトップバリュ31品目の展開を強化したほか、トラベル用品、暑さ対策のボディケア用品などの販売が好調に推移し、既存店売上高は15カ月連続で前年実績を上回った。
食品部門では、冷凍野菜やトップバリュを拡充したデイリー、旬の打ち出しとしてさんまを展開した水産、寿司、焼き鳥などを拡充したデリカや、グロッサリーの売上が好調に推移し、食品の既存店売上高は13カ月連続で前年を超えた。
また、外出機会の増加やインバウンド需要を捉えた化粧品やファーマシー、ペット用品などの売上が好調だったヘルス&ビューティケアの既存店売上高は、19カ月連続で前年を上回った。
■PPIH(2022年6月期:売上高1兆8312億円)
・国内リテール主要5社(ドン・キホーテ、長崎屋、UDリテール、橘百貨店、ユニー)
既存店売上6.3%増、客数0.3%増、客単価6.0%増、対象店舗数588店
全店売上高7.4%増、対象店舗620店
・ディスカウント事業(ドン・キホーテ、長崎屋、UDリテール、橘百貨店)
既存店売上高9.6%増、客数1.8%増、客単価7.7%増。家電製品2.8%増、日用雑貨品16.8%増、食品6.0%増、時計・ファッション用品10.7%増、スポーツ・レジャー用品14.9%増、対象店舗459店。全店売上高11.6%増、店舗数489店
・GMS事業(ユニー)
既存店売上高2.4%減、客数3.3%減、客単価0.9%増
衣料品1.8%減、住居関連品4.0%減、食品2.2%減
対象店舗数129店。全店売上高3.7%減、店舗数131店
■イトーヨーカ堂(2023年2月期:売上高6542億円)
既存店総売上高(SC計)1.3%減、商品売上2.6%減、客数0.8%減、客単価1.9%減、テナント1.9%増
全店総売上計1.1%減、うち商品売上2.6%減、テナント他2.5%増
■総合スーパーの関連記事
イオンリテール/イオン浦和美園店に衣料品「専門店モデル」オープン
流通ニュースでは小売・流通業界に特化した
B2B専門のニュースを平日毎朝メール配信しています。