イオン/8月はイオンリテール既存店5.8%増、お盆・防災ニーズに対応

2024年09月10日 17:06 / 月次

イオンが発表した8月度の主な連結各社の月次売上高によると、既存店売上高(前年同期比)は、総合スーパーのイオンリテール5.8%増、イオン北海道1.6%増、イオン九州5.4%増となった。

また、スーパーマーケットのマックスバリュ東海5.3%増、フジ4.4%増、いなげや6.3%増だった。ミニストップは0.7%増、コックス12.4%増、ジーフット5.1%増、キャンドゥ6.8%増となっている。

<主な連結各社の8月売上高前期比伸び率一覧>

業態 社名 前年同期比
全店 既存店
GMS イオンリテール 6.3%増 5.8%増
イオン北海道 3.9%増 1.6%増
イオン九州 6.4%増 5.4%増
SM マックスバリュ東海 6.4%増 5.3%増
フジ 3.6%増 4.4%増
いなげや 5.6%増 6.3%増
CVS
専門店
ミニストップ 0.6%増 0.7%増
コックス 12.8%増 12.4%増
ジーフット 2.8%減 5.1%増
キャンドゥ 7.3%増 6.8%増

8月の猛暑に加え、お盆や夏休みで帰省や旅行需要が増加する中、各世代が楽しめるイベントや、家族が集まる食卓向けのメニューを充実させた。物価上昇への対応として、物流効率化や一括仕入れによりコスト削減を図り「イオンの家計応援!」として、お菓子や日用品など67品目を期間限定で値下げした。

イオンリテールでは、既存店売上が3カ月連続で前年超え。特に食品部門では、飲料や米、防災・備蓄関連の商品が伸長した加工食品や、お盆の食卓に最適なオードブルや寿司など「ハレ型」の品ぞろえを強化した生鮮食品が好調に推移し、24カ月連続で前年実績を上回っている。

また、猛暑で夏物衣料が好調に推移した衣料品に加え、地震や台風などへの備えとして、防災関連用品を拡充した住居余暇も既存店売上が前年を超える実績を達成。旅行などの外出需要に対応した化粧品や調剤などが好調に推移したヘルス&ビューティケアも、30カ月連続で既存店売上が前年を上回った。

スーパーマーケット事業では、10社計で既存店客数が5カ月連続で増加し、売上も18カ月連続で前年を超えた。マックスバリュ東海では、地域商品を活用した品ぞろえ強化のほか、各自治体と協働で取り組んだ「健康キャンペーン」や移動スーパーの展開など地域密着型の施策が奏功。いなげやは、お盆期間に総菜やごちそうメニューを強化したことに加え、備蓄需要も取り込んだ。

サービス・専門店事業のコックスでは、猛暑の影響で夏物商品の販売が好調。特にメンズの冷感パンツやレディスのストレッチパンツが人気を集めた。

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