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そごう横浜店/化粧品売場改装で雑貨売上5.5%増、新規4割が買い回り

2018年10月16日 14:15 / 店舗

そごう・西武は2018年下期、収益性の高い首都圏の基幹店を強化する。

8月17日、横浜そごう店の1階化粧品売場を改装オープンした。

<「そごう横浜店」化粧品売場改装>
化粧品売場改装

45ブランド2800m2から、約6割増の国内最大規模の70ブランド4400m2に拡充した。20~30代の新規顧客を取り込むことを目的に改装し、モノをそろえた化粧品売場ではなく、一人ひとりのニーズ、悩みにあったコンサルティングサービスを強化した。

結果、リニューアルオープン以降化粧品の伸長がけん引し、横浜店全体の売上・客数が伸長傾向にある。

10月12日に行われた決算説明会で、セブン&アイ・ホールディングスの井阪隆一社長は「ミレニアムカード会員の実績を見ても、2017年既存顧客の60%が40代以上、30代以下は40%だったが、8月17日~9月16日の新規顧客のうち、30代が51%、40代以上は49%となった。新規顧客のうち、菓子・総菜など食品中心に約40%が買い回りし、着実に改革の効果が出ている」。

「婦人雑貨の売上を見ても17年度は前年比98.2%で、改装以降は103.7%と5.5%の売上の伸びを見せている。館全体でも、17年度100.8%が改装後102.4%と1.6%伸びた。この結果を来期の売場改装、MD見直しにつなげる」と説明。

また、「横浜店は年商約1100億円、西武池袋が約1500億円、大宮、千葉が各約1000億円前後であり、ヨークマートがチェーン全体で約1400億円であることを考えると、1店舗でそれだけの集客ができる館。皆様に評価される商品構成で、再生を図っていきたい。下期は店舗ごとの利益の目標を立て、徹底して改善し通期52億円の営業利益を必達する」としている。

買い回りの上位売場は、1位から菓子、総菜、レストラン、ロフト、生鮮、洋品小物、グローサリー、婦人靴、書籍、食品催事となっている。

ビューティーの「パーソナライズ」機能にこだわった、「そごう横浜店」新ビューティー・コスメフロアの売上目標は、2019年度(改装後)約84億円(17年度比約30%増)。

そごう・西武の2019年2月期第2四半期決算は、売上高2920億2800万円(前年同期比13.7%減)、営業損失2億9200万円(前年同期は6億2600円の黒字)。

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