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イケア/創業者のイングヴァル・カンプラード氏が逝去

2018年01月29日 12:00 / トピックス

イケアは1月28日、創業者であり、20世紀の偉大な企業家の一人である、イングヴァル・カンプラード氏が1月27日に、スウェーデン、スモーランド地方の自宅で、安らかに息を引きとったと発表した。

同社によると、短い期間病の床にあったが、愛する人に囲まれて、91歳で亡くなった。

<イケアジャパン公式サイトでも創業者の逝去を告知>
イケアジャパン公式サイトでも創業者の逝去を告知

イングヴァル・カンプラード氏は1926年に、スウェーデン南部のスモーランド地方で生まれた。

17歳の若さでイケアを創業し、人生をかけてビジネスに貢献してきた。イングヴァル氏の力の源は、イケアのビジョンである「より快適な毎日を、より多くの方々に。」を実現することだった。

Inter IKEA Group CEOのTorbjorn Loof氏は、「私たちはイングヴァルが亡くなったことで、深い悲しみに包まれています。私たちは彼が常に多くの人々によりそい、力になれるよう励んできたことを、決して忘れません。いつもあきらめることなく、常により良いやり方を試し、手本となる行動をとっていました」。

「イングヴァル・カンプラードはスウェーデン南部に典型的なタイプの、すばらしい企業家でした。仕事熱心で頑固、人柄はとてもあたたかく、常に目はきらきらと輝いていました。イングヴァルは亡くなる直前まで働き、『やるべきことはたくさんある』という彼のモットーにしたがって行動をしていました」とコメントしている。

1988年に、イングヴァル・カンプラードはイケアの実務からは退いたが、シニアアドバイザーとして多くの知恵やエネルギーをビジネスに与えていた。

イケアグループのCEOであるジェスパー・ブロディーン氏は、「私たちの創業者であり、親愛なる友人であるイングヴァルを亡くし、深い悲しみに包まれています。彼の功績はこれから何年もビジョンとともに、語り継がれることでしょう。より快適な毎日を、より多くの方々に。このビジョンは私たちの強固な土台となり、イケアを導き続けます」とコメントしている。

Ikano Group CEOのLars Thorsen氏は、「イングヴァルの卓越した知識と、長きに渡る貢献は、私たちの偉大なインスピレーションの源でした。彼が残してくれたものは私たちから離れることなく、常に新しい、より良いやり方を探し続けます。他の誰もが考えつかなかったやり方で、皆で力を合わせて、より多くの方々の暮らしに貢献したいと思います」とコメントしている。

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