日本都市ファンド投資法人/川崎市「クロス向ヶ丘」を48億円で取得
2024年09月05日 14:07 / 店舗
日本都市ファンド投資法人は9月4日、川崎市多摩区の商業施設「クロス向ヶ丘」を48億円で取得すると発表した。取得先は、先方から同意を得られていないため非開示。
クロス向ヶ丘は、小田急電鉄小田原線「向ヶ丘遊園」駅南口から徒歩約4分で、駅南口周辺は繁華性が高く、施設周辺まで商店が集積する立地にある。また、小田急電鉄小田原線・JR南武線「登戸」駅からでも徒歩約10分、府中街道至近であり、駐車場設備のある大型商業施設は希少性がある中、徒歩や自転車に加え、車での利便性も高い。
2024年4月に開業した新築の商業施設で、1階はスーパーマーケット等、2階はドラッグストアや100円ショップなどの専門店、3階は家電量販店の計14テナントで構成し、足元商圏のNSC(ネイバーフッドショッピングセンター)としてトップクラスの充実度がある。年間の賃貸事業収入は3億1700万円、敷金・保証金は2億1100万円。
川崎市多摩区の2023年人口(住民基本台帳)は約21万5000人、2023/2018年比3.7%と微増傾向となっている。「向ケ丘遊園」駅北口では複数の街区でマンションなどの建設が進んでおり、エリアの価値が高まることで、クロス向ヶ丘においてもテナント入替等で、さらなるアップサイドポテンシャルが期待できるという。
■クロス向ヶ丘
所在地:神奈川県川崎市多摩区登戸字庚耕地2779-1
敷地面積:5653.40m2
延床面積:9205.46m2
総賃貸面積:6771.29m2
構造:鉄骨造陸屋根
階数:4階建
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