東急不動産、京急/泉岳寺駅直結の再開発、オフィス・商業・住宅オープン

2024年11月28日 13:23 / 店舗

東急不動産と京浜急行電鉄により構成されるコンソーシアムは11月28日、東京都が施行者として進めている東京都市計画事業泉岳寺駅地区第二種市街地再開発事業の建物工事を開始したと発表した。

<オフィス・商業・住宅を再開発>
オフィス・商業・住宅を再開発

同事業は、泉岳寺駅と直結した住宅、事務所、店舗、地下鉄駅施設、子育て支援施設、駐車場などを整備するもの。2031年度の完成を目指す。

<泉岳寺駅~高輪ゲートウェイ駅への接続>
泉岳寺駅~高輪ゲートウェイ駅への接続

泉岳寺駅コンコースへの接続による駅機能強化や、JR山手線高輪ゲートウェイ駅・品川駅とのデッキ接続、オープンスペースや歩行者ネットワークの形成などを図る。国際交流拠点として整備が進むエリアの新たなランドマークを創出したい考え。

<地域のランドマーク目指す>
地域のランドマーク目指す

泉岳寺駅は、羽田空港にアクセスする京急線と、都心部や成田空港にアクセスする都営浅草線との接続駅として、地域を広域的に結節する機能を担っている。

<商業施設イメージ>
商業施設イメージ

周辺ではリニア中央新幹線の開業や、JR東日本の品川車両基地跡地など、国際交流拠点としての整備が進み、泉岳寺駅の利用者はさらに増加するものと見込まれる。こうした駅利用者の増加への対応、乗り換えを含む利用者の安全性・利便性の確保を図るため、泉岳寺駅施設の改良を行う。

<オフィスイメージ>
オフィスイメージ

また、国際交流拠点の新たな街のランドマークとなることを目指し、建物の外観デザイナーに世界的に著名なOffice for Metropolitan Architecture(OMA)のパートナー兼NY事務所代表の重松象平氏を起用する。

国際交流拠点としての飛躍が期待されるこの地に配慮したランドマーク性の高いデザインであることと、「環境への配慮」という視点が両立する外観デザインを採用する。

外壁面に配した外装ルーバーにはファサードのエリアごとに異なる日射量に応じ、向きや疎密を調整することで建物内に入り込む日射量を低減させるデザインとした。脱炭素への取り組みとして住宅部分は、ZEH-M Oriented、オフィス部分はZEB Orientedを取得する予定だ。

■計画建物概要
計画地:東京都港区高輪2-81-1 外
敷地面積:約8490m2
延床面積:約11万2300m2
設計:鹿島建設
施工:鹿島建設
主要用途:住宅、事務所、店舗、地下鉄駅施設、子育て支援施設、駐車場など
構造:RC造・SRC造・S造(制振構造)
階数:地上30階地下3階
最高高さ:約145m
新築着工:2024年11月
完成予定:2031年度

高輪ゲートウェイシティ/25年3月27日まちびらき、オフィス・商業施設オープン

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