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ニトリ会長/大都市攻勢を加速

ニトリは12月1日、新宿のタカシマヤタイムズスクエア南館1階~5階に、「ニトリ新宿タカシマヤタイムズスクエア店」をオープンした。

<似鳥会長>
似鳥会長

オープン前の記者会見で、似鳥昭雄代表取締役会長は「渋谷、新宿、池袋、特に世界一の利用者をほこる新宿には、夢にみるほど出店したかった。あこがれの新宿に店舗をオープンでき、社員一同、嬉しく思っている」とあいさつした。

5、6年前から、「都心に店がないので都心に出店してほしい」「車がなく、電車やバスで店に行っていて不便だ」といったお客の声があり、対応を考えていたという。

2015年4月に、銀座初出店、百貨店初出店となる「ニトリプランタン銀座店」をオープンし、都心部での本格展開に向け、検証を行っていた。

2016年9月以降に、中目黒、東急東横店、上野マルイと出店。タカシマヤタイムズスクエアの出店後も、2017年春には、東武池袋本店、アトレ目黒1・B館に新規出店し、大都市への出店攻勢を加速する。

似鳥会長は「プランタン銀座店をオープンする時、私は社員に売れなくても良いから、おしゃれな店を作ろうといった。おしゃれを一番に考え、華やかな劇場型の店をイメージした。その結果、女性からの支持を得て、予想以上の来店客があり、黒字化している」と述べた。

ニトリでは、年間で1000人をアメリカとヨーロッパに研修として派遣し、コーディネートの技術や新しい流通業のフォーマット、商品、レイアウト、プレゼンテーションなどを研究しているという。

ニトリが行っているコーディネート提案の現状については、「アメリカを100点とするならば、ニトリはまだ60点。3分の2ぐらいに来るか来ないかのレベルだ。ヨーロッパを追い越すぐらいになるには、あと10年ぐらいはかかる」と評価した。

5年ほど前には、イケアの社長が来社し、ニトリからもイケアに見学に行くなど、他社との交流も行っているという。

似鳥会長は「国内の競合という問題ではなく、さまざまな企業が多様な提案をして、日本のホームファッションのレベルを上げていくことが重要だと考えている。ニトリのようなフォーマットは世界にはなく、イケアも学んでいる。ニトリにとっても、イケアのプレゼンテーション、コーディネート提案は学ぶところがある」と語った。

銀座店オープン時は、10年で3大都市圏に20~30店程度の都市型店舗の出店を想定していたが、現在、全国の百貨店の出店関係者がプランタン銀座店を視察している状況で、駅ビルや百貨店への出店速度が速まる見込みだ。

専務取締役店舗開発部ゼネラルマネジャーの須藤文弘氏は「まずは、東京、大阪のほか、政令指定都市を中心とした大都市圏を中心に出店する。発表済みの2017年1月の名鉄百貨店への出店を含め、来年は10店程度の都市型店舗の出店を計画している」

「地方都市は、駅前と繁華街が離れている立地が多く、地方百貨店の現状は厳しい。多くの人が来店しやすい立地を重視している。地方百貨店への出店はケースバイケースで臨機応変に対応していく」と今後の出店の方向性を解説した。

似鳥会長は「世界一の駅である新宿に出店することで、これまで来店客の中心であった30代、40代の層に加えて、20代や50代以上の人々など客層が広がる。いままでのニトリは、安くて、値段の割には品質がいいねというイメージだったが、渋谷、新宿、池袋に出店することで、おしゃれなニトリを宣伝したい」と語った。

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