相鉄HD/相鉄ローゼン完全子会社化、丸紅と資本提携解消も提携継続
2019年06月07日 15:10 / 経営
相鉄ホールディングスは6月6日、食品スーパーを展開する子会社の相鉄ローゼンを完全子会社化すると発表した。
2008年11月に食品スーパー事業に強いネットワークと優れたノウハウをもつ丸紅と業務提携契約を締結し、2012年1月に、相鉄HDが保有する相鉄ローゼン全株式の20.00%を丸紅に譲渡していた。
丸紅が保有する相鉄ローゼンの普通株式400株(発行済株式総数)に対する割合20.00%)全部について、相鉄ローゼンが自己株式の取得することで、相鉄ローゼンを相鉄HDの完全子会社化する。
丸紅との資本提携関係は解消するが、相鉄HD、相鉄ローゼン、丸紅、業務提携関係は継続する。
丸紅による相鉄ローゼンへの役職員の派遣、丸紅グループが取り扱う商品の相鉄ローゼンへの供給の提案は継続する。
また相鉄HD、相鉄ローゼン、丸紅のそれぞれが保有する経営資源及びノウハウの提供・活用も行う。
これまで、3社の提携関係のもと、ローゼン市をはじめとする販売促進策の強化、早朝・深夜時間帯への営業時間拡大、良質な商品の品ぞろえの拡充、店舗運営コストや物流コストの抜本的な見直し等、食品スーパー事業の強化に向けた取り組みを積極的に推進した結果、相鉄ローゼンの業績は着実に向上してきた。
今回、相鉄HDと丸紅が、今後の経営環境の変化等も見据え、資本提携のあり方について協議を重ねた結果、相鉄ローゼンを相鉄HDの完全子会社とすることで、相鉄ローゼンが、さらに相鉄グループとの連携を深め、一層の業績向上を果たせるものとの判断に至った。
一方、3社の提携関係はこれまでの相鉄ローゼンの業績向上により一定の成果が得られていること、3社の関係は現在も良好であり、今後も3社の業務提携の継続により相鉄ローゼンを含む相鉄グループと丸紅グループの更なる企業価値向上が期待されることから、資本提携関係のみ解消し、業務提携関係は継続することになったという。
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