JR西日本/モバイルオーダー提供会社に出資
2019年09月27日 12:30 / 経営
JR西日本の子会社でベンチャー企業への出資や協業を推進するCVCのJR西日本イノベーションズはこのほど、ショーケース・ギグに出資したと発表した。
JR西日本グループは「中期経営計画2022」において、「駅からはじまるまちづくり」を進め、まち全体の価値を向上させることを目指している。駅ナカおよび駅ビルを中心とした商業施設の待ち時間の解消など、利用者に対するさらなる利便性の向上が課題となっていた。
ショーケース・ギグは、「日常の消費に溶け込むテクノロジーにより生活を向上させること」をミッションに事業展開。2013年よりモバイルオーダープラットフォーム「O:der(オーダー)」を飲食・小売店舗に提供している。
「O:der」は、 利用者が店頭やテーブルで待たずにキャッシュレスな消費体験を可能にし、店舗側ではオペレーション軽減による省人化・運営効率向上を実現。従来は、カフェやバーガーチェーン、惣菜などのテイクアウトでのモバイルオーダーが主流だったが、現在は、居酒屋、焼肉などのレストラン業態にも対応しており、店内・店外問わず利用者の利便性向上を図っている。
今回の提携により、ショーケース・ギグのモバイルオーダーをはじめとした実店舗へのデジタルプラットフォームの提供を通じて、JR西日本グループが運営する商業施設での待ち時間解消、事前予約・決済など、利便性向上を目指す。
また、多くの店舗の中から自分の行きたいお店・欲しい商品を見つけやすくなるなど新たな店舗体験の創出に力を合わせて取り組んでいく。
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