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イオン/消費増税・軽減税率の消費者不在に岡田社長が苦言

2019年10月09日 18:10 / 経営

イオンは10月9日、2020年2月期第2四半期決算説明会を開催した。

<岡田元也社長>
岡田元也社長

10月1日からの消費増税と軽減税率導入による景気対策について、岡田元也社長は、「軽減税率の(テイクアウト8%、イートイン10%)問題、キャッシュレス還元は、デジタル化、キャッシュレス化が世界の流れではあるが、付加価値はお客に提供できているか。政策だからといって、スーパーマーケット業界に不公平な上、消費者不在で進んでいるのではないか」と苦言を呈した。

<GMS事業における9月の駆け込み需要>
GMS事業における9月の駆け込み需要
※出典:10月9日2020年2月期第2四半期決算説明会資料

GMS事業における9月の駆け込み需要については、全社で前年同月比12%増(速報値)、衣料品関連9%増、食品関連3%増、住居余暇関連33%増、ヘルス&ビューティケア44%増だった。

主に好調だったのは、リフォーム約2.4倍、サイクル74%増、アプライアンス73%増、ビューティ50%増となっている。高単価の商品カテゴリーが大きく伸長した。

また、10月から増税後も気軽にイートインスペースも備えた「ここdeデリ」を利用してもらいたいという思いから、一部店舗に無料ドリンクサーバーを設置。同社によると、無料でみそ汁、コーヒーなどを提供しているのが好評で、イートイン利用は大きな落ち込みは見せていないという。

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