すかいらーく/働き方改革で「24時間営業」全店廃止
2020年01月20日 17:30 / 経営
すかいらーくホールディングスは1月20日、働き方改革の一環として、24時間営業を全店廃止すると発表した。
2020年1月から4月にかけて、現在155店ある24時間営業を全店廃止することを決定したもの。
24時間営業店舗を含め、ガスト322店、ジョナサン153店、バーミヤン68店、グラッチェガーデンズ8店、夢庵のグループ5店約560店で深夜の営業時間を短縮する。
24時間営業を廃止するのは、ガスト62店、ジョナサン92店、バーミヤン1店の合計155店。
すかいらーくは、ファミリーレストランの先駆けとして1972年から24時間営業をスタートした。一方で、ここ数年、消費者のライフスタイルや従業員の働き方が時代とともに大きく変化する中、それに対応する形で2012年に大規模な営業時間の見直しを実施した。
2017年には、従業員のワークライフバランスの推進を目的として、約600店の深夜営業時間を短縮した。
食とサービスを提供する企業として持続的な成長を目指すためには、従業員の健康に配慮した職場環境づくりが不可欠であると考えている。
女性やシニアも活躍できる社会の実現こそが、雇用の充実につながり、働きがいを生み、顧客に最高の店舗体験を届けられるという考えのもと、今回、24時間営業の廃止を決定した。
今後はお客の来店ニーズが高いランチやディナーの時間帯に人的資源を集中させ、ITデジタルの活用も合わせたサービスの抜本的改革を図ることで、顧客満足度の向上に努める。
事業を通じたSDGs(持続可能な開発目標)への貢献を重要課題と位置づけ、サステナビリティと社会価値増大を実現するため地域社会に貢献するとともに、雇用の充実や働きがいの確保に積極的に取り組む。
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