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バローHD/新型コロナウイルスの影響で決算発表延期

2020年05月01日 13:30 / 経営

バローホールディングスは4月22日、2020年3月期の連結決算発表を延期し、当初の5月8日から5月13日に変更すると発表した。

5月8日の決算発表に向けて作業を進めていたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、監査手続きも含めた決算全般に係る業務に遅れが生じており、決算数値確定に時間を要する見込みであることから、決算発表を延期することとした。

証券アナリスト・機関投資家向け決算説明会は中止する。

■主力事業のスーパー、ドラッグは堅調

グループでは、2020年1月から新型コロナウイルス感染症対策として、BCP(事業継続計画)対策本部を設置し、感染防止簡易マニュアルを作成して従業員の健康管理を啓発するとともに、出張や会議・研修等に関する行動指針や感染が疑われる場合にとるべき行動を提示し、感染防止への取り組みを進めていた。

各事業ではお客と従業員の安全を最優先に考えた対応に努め、特にスポーツクラブ事業では2月下旬から3月中旬にかけて、開催予定イベントの中止や全店舗営業自粛(13日間)などの措置をとった。

営業自粛については特別休会制度の設置や振替営業で対応するとともに、2020年3月期第3 四半期累計期間で同事業が占める割合は営業収益で2.0%、営業利益で2.5%であったことから、現時点では2020年3月期連結業績への影響は軽微と考えている。

2020年4月以降の営業状況は、除菌関連商品、外出自粛や休校措置延長に伴う巣ごもり需要に対応するスーパーマーケット事業、ドラッグストア事業、ホームセンター事業で堅調な売上高を確保している。

一方、4月7日に発令された緊急事態宣言の対象地域が7都府県から全国に拡大されたことから、スポーツクラブ事業では再度営業を自粛し、現時点の営業自粛店舗は計151店(58店舗で1カ月予定、93店舗で15~19日間予定)となっている。

これらの状況を踏まえて、2020年5月13日開示予定の2020年3月期決算短信で2021年3月期業績予想を公表する予定だ。

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