京急/イベントスペース予約・店舗の運営改善などスタートアップ支援
2020年06月02日 15:00 / 経営
京急電鉄とサムライインキュベートは6月2日、スタートアップとのオープンイノベーションにより新規事業の創出を目指す「KEIKYU ACCELERATOR PROGRAM(京急アクセラレータープログラム)」第3期の参加企業10社を決定したと発表した。
第3期となるプログラムの今期は、「沿線地域にこれまでにない新しい体験を付加するもの」「既存事業領域をデジタル・テクノロジーでアップデートするもの」の2つの方向性、6つのテーマ領域で2019年12月より事業共創提案の募集を開始、
92社の応募の中から10社が選ばれた。
<新たなモビリティとライフスタイルを生み出す10社の参加を決定>
地域・利用者の特性に応じたMaaSソリューションの開発、都市空間における様々な業務の自動化などをデジタル・テクノロジーを積極的に活用して進め、「withコロナ」、「afterコロナ」時代の新たなモビリティとライフスタイルを生み出すイノベーションの創出を目指す。
<「COUNTERWORKS」はポップアップストアのスペース予約など提供>
リテール向けスペースのオンラインマーケットプレイスの企画・運営の「COUNTERWORKS」、人気家具ブランドの商品を月額500円から利用できる定額利用サービス運営の「Elaly」、法人向け出張予約・管理・分析可能なクラウド型サービスの開発提供「AIトラベル」などが参加する。
「COUNTERWORKS」は、オンラインで簡単に店舗スペースを予約できる、短期貸し店舗、イベントスペースのオンラインシェアサービスを提供。「体験」に特化したPOP-UP Storeを展開する。
商業施設・店舗の運営改善をサポートするデータプラットフォーム「adpt OS」も運用しており、館外から店内まで、回遊含めたすべてのデータを網羅し、商業施設・店舗ともに最適な運営を支援する。
「Elaly」は、家具のサブスクリプションサービス「airRoom」を提供している。
「AIトラベル」は、国内や海外、一人から複数人の交通手段・宿泊先を誰でもわかりやすい簡易操作で、まとめて出張手配ができる。
出張申請・手配・精算をワンストップに実施でき、出張データを見える化し最適化することで、経費削減・業務効率化を実現するという。
また、新型コロナウイルスによる社会情勢を踏まえ、プログラム期間を当初の予定より半年程度延長し、各社とのテストマーケティング(実証実験)の実施時期などについては、状況に応じて柔軟に対応する。
さらに、プログラムへの参加に至らなかった応募企業についても、希望に応じて個別のマッチング、ファンドからの投資検討を進めるなど、スタートアップに対する広範な成長支援を展開していく。
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