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国民生活センター/新型コロナウイルス「除菌・消毒商品」注意喚起

2020年06月02日行政

国民生活センターは5月15日、除菌や消毒をうたった商品について注意喚起を行った。

新型コロナウイルスの感染拡大により、除菌・消毒用のアルコール液剤(ジェル状の商品含む)の需要が増えており、ドラッグストア等の店頭では品薄となっている。そのような中、インターネット通信販売サイトで除菌や消毒をうたう商品を検索すると、さまざまな成分を含む商品が販売されている。中には、アルコールの中でも人体への毒性が高いメタノールを主成分として含有する商品もみられた。また、手指の除菌には適していない成分を含む商品が手指にも使えるかのように表示されて販売されていた事例があることに対応したもの。

除菌とは一般に化学的・物理的に微生物を取り除くことをいうが、その対象や程度は公的には定められていない。一方、消毒とは一般に有害な微生物を除去、死滅、無害化することをいう。手指の消毒は医薬品や医薬部外品の効能効果にあたるため、医薬品や医薬部外品にしか使えない。

そこで、各地の消費生活センターに相談が寄せられている除菌や消毒をうたう商品のうち、液状の商品に含まれるアルコール類、次亜塩素酸ナトリウム、次亜塩素酸水、第4級アンモニウム塩、二酸化塩素の情報を取りまとめ、消費者へ情報提供することとなった。

メタノールによる手指の消毒で注意喚起

消毒に用いるアルコールは、通常、70%のエタノールなどが使用される。メタノールは人体への毒性が高いものなので、手指の消毒には絶対に使用してはいけない。次亜塩素酸ナトリウムは家庭用の塩素系漂白剤の成分で、身近なものを消毒するためには、水で0.05%に薄めて拭いた後水拭きをする。噴霧については、絶対に行わない。

次亜塩素酸水は、塩酸又は食塩水を電解することにより得られるもので、新型コロナウイルス対策として消毒に活用することについては、現時点では評価中となっている。

塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウムなどの第4級アンモニウム塩は医薬品や医薬部外品の消毒剤の有効成分だが、新型コロナウイルス対策として消毒に活用することについては、現時点では評価中。二酸化塩素は、新型コロナウイルス対策として消毒に活用することの有効性については、現時点では確認されていない。

消費者へは手洗いを推奨

手指からの新型コロナウイルスの除去には、流水と石けんを使った丁寧な手洗いが有効となる。手洗いができない場合に消毒効果が期待されるものとしては、70%のエタノールのようなアルコールが挙げられる。流水と石けんを使った丁寧な手洗いの後にアルコール消毒液を使用する必要はない。

食器・ドアノブ等の身近なものの消毒には、次亜塩素酸ナトリウムを薄めて拭いた後、水拭きをする。

除菌や消毒をうたうような商品を購入する際や使用する際は、成分は何か、使用してもよい場所はどこか、希釈して使用する商品なのかなど、広告や表示をよく確認してから使用する。

メタノールは人体への毒性が高いものですので、絶対に消毒用として使用しない。また、高濃度のアルコールは可燃性なので、使用する際は火気を避け、換気をする。

■除菌や消毒をうたった商品について正しく知っていますか?-新型コロナウイルスに関連して-
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20200515_2.html

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