ファミリーマートとユーグレナは7月31日、ファミリーマート一部店舗の使用済み食用油(廃食油)を原料の一部として活用した「ユーグレナバイオディーゼル燃料」をファミリーマートの配送車両に使用すると発表した。
今回の共同取り組みは、横浜市内のファミリーマート一部店舗で使用した食用油(廃食油)を、ユーグレナ社が製造するバイオ燃料の原料の一部として、再利用する。
また、8月下旬よりファミリーマートの横浜市内の配送車両(1台)で、「ユーグレナバイオディーゼル燃料」を使用するもの。
<使用済み食用油を燃料にリサイクル>

ユーグレナ社は、2018年10月末、横浜市鶴見区に日本初のバイオジェット・ディーゼル燃料製造実証プラントを竣工。同プラントで製造する「ユーグレナバイオディーゼル燃料」は、ユーグレナなどの微細藻類油脂、使用済み食用油を主原料とすることで、食料との競合、森林破壊といった問題を起こさず持続可能性に優れた燃料となることが期待されている。
化石由来の軽油を使用している既存のエンジンに問題なく適用可能であり、水素、電気といった代替エネルギーへの移行に必要とされる多大なインフラコストもかからないため、石油使用が多い現代社会において、既存インフラを維持しながら効率的に普及することが可能だという。
■ファミリーマート店舗の使用済み食用油のバイオ燃料への活用について
回収開始:2020年5月1日
店舗:ファミリーマート鶴見中央4丁目店(神奈川県横浜市)、横浜神之木町店(神奈川県横浜市)
回収量:合計月間約300リットル