アサヒ、サントリー/ノンアルコールビール特許侵害訴訟の和解成立
2016年07月20日 15:00 / 経営
アサヒビールは7月20日、サントリーホールディングスとのノンアルコールビールテイスト飲料に関する両者間の紛争(知的財産高等裁判所平成27年(ネ)第10131号特許権侵害差止請求控訴事件)について、裁判所からの和解の勧めを受け、同日和解が成立した、と発表した。
サントリーHDは上記訴訟を取り下げ、アサヒビールは無効2016-800049号無効審判請求事件を取り下げ、今後、本件につき争わないこととした。
なお、その他の和解内容については、両社の守秘事項となっている。
これにより、アサヒビールは従来と変わりなく「ドライゼロ」の製造・販売を継続していく。
今回の特許権侵害差止請求事件は、アサヒビールが製造・販売するノンアルコールビールテイスト飲料「アサヒ ドライゼロ」が、サントリーHD所有の特許第5382754号「pHを調整した低エキス分のビールテイスト飲料」を侵害するものとし、これについて同社製品の製造・販売等の差止めを求める訴えがなされたもの。
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