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ナチュラルローソン/ドライフルーツとナッツ量り売り・木製スプーン実験開始

2021年07月06日 14:10 / 経営

ローソンは7月8日から順次、首都圏で店舗展開する「ナチュラルローソン」の5店舗で、ナチュラルローソンでは初となる食品の量り売り「ドライフルーツ」と「ナッツ」を開始する。

ナチュラルローソンは、美と健康にこだわったコンビニエンスストアとして2001年7月11日誕生した。日頃より、健康や環境などSDGsへの意識が高い顧客が利用しており、これまでにも、一部弁当容器の紙化や洗剤・シャンプー類の量り売りなど、いち早くプラスチック削減の取り組みを行ってきた。20周年を機に、よりSDGsへの取り組み、「ローソン」の商品・施策のラボとしての役割を強化する。

7月6日行われたナチュラルローソン20周年WEB説明会で、酒井勝昭・新規事業本部長は、「従来、健康と美に関心の高い女性客を取り込んできたが、コロナ禍で男性客の利用も増えている。特にシニアの取り込みを図りたい。2030年までに首都圏で150店舗体制、1店1店質の高い出店をしていく」と述べた。

今回、中心顧客の30~40代女性に人気の量り売りに、「ドライフルーツ」と「ナッツ」を追加。国産輪切りレモン86.4円(税込/10g)、国産清見オレンジ輪切り86.4円(税込/10g)、素焼きアーモンド46.4円(税込/10g)、素焼きミックスナッツ51.0円(税込/10g)などを追加した。

<「割りばし」と「木製スプーン」を紙製の袋に>
「割りばし」と「木製スプーン」を紙製の袋に

また、8月17日より約3カ月間、東京都内の直営店8店舗で、商品を購入した際に無料で提供している「割りばし」と「スプーン」を、紙製の袋に入れ、木の素材に切り替えたものを提供する実証実験を行う。

さらに、オリジナル商品の品名シールの廃止、帯フィルムの共通化を6月から下期にかけ順次実施していく。

シール・フィルムの製造廃棄ロス削減になり、年間約9tのプラスチック削減を見込む。

<鷲頭裕子ナチュラルローソン部長>
鷲頭裕子ナチュラルローソン部長

鷲頭裕子ナチュラルローソン部長は、「商品、カトラリーのプラスチック削減で、SDGsの気候変動対策に貢献する。商品名などを記載したシール・フィルムを以前から一部商品でなくしていたところ、お客様が商品を確認する際の優先事項ではないことがわかったため、今回削減に踏み切った」と説明している。

<冷しオーツ麦うどん グリーンカレー>
冷しオーツ麦うどん グリーンカレー

他にも、20周年記念商品として、店舗の従業員からアイデアを募集したクルーレシピコンテストを元にしたオーツ麦を使用した冷し麺「冷しオーツ麦うどん グリーンカレー」(税込530円)、「トマトバーガー」(498円)、店内焼き立てベーカリー「あんココギッフェリ」(230円)などを、7月6日より順次発売する予定だ。

<トマトバーガー、あんココギッフェリ>
トマトバーガー、あんココギッフェリ

<ドライフルーツとナッツ量り売り開始>
ドライフルーツとナッツ量り売り

■食品の量り売り
販売開始日:7月8日~順次
導入店舗
(1)ナチュラルローソン城山トラストタワー店(東京都港区)※7月8日開始
(2)ナチュラルローソン東品川四丁目店(東京都品川区)
(3)ナチュラルローソン高輪台駅前店(東京都港区)
(4)ナチュラルローソンシティコート目黒店(東京都品川区)
(5)ナチュラルローソンSOCOLA武蔵小金井クロス店(東京都小金井市)

■無料提供の割りばし、スプーンの切り替え実験
期間:8月17日~約3カ月間
店舗:東京都内の直営店8店舗
(1)ナチュラルローソン芝浦海岸通店
(2)ナチュラルローソン六本木ヒルズ店
(3)ナチュラルローソン北千束駅前店
(4)ナチュラルローソン日比谷メトロピア店
(5)ナチュラルローソン大手町メトロピア店
(6)ナチュラルローソン大手町西メトロピア店
(7)ナチュラルローソン丸の内ビルディング店
(8)ナチュラルローソン都営地下鉄市ヶ谷店

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