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アスクル/社内人材育成でASKUL DX ACADEMY開校

2021年09月09日 13:00 / 経営

アスクルはこのほど、DX型組織への変革を目指し、社内のDX人材育成強化の一環として独自の研修プログラム「ASKUL DX ACADEMY(アスクルDXアカデミー)」を開校した。

アカデミーは、データやテクノロジーを使いこなせる人材を育成するカリキュラムでSTEAMモデルをフレームワークとして採用するDX人材育成のための研修プログラム。STEAMは、科学・技術・工学・芸術・数学の5つの英単語の頭文字を組み合わせた造語。5つの領域を対象とした理数教育に創造性教育を加えた教育理念。

全社員を対象にしたプログラムでは基礎的な技術を学び、データサイエンティストやエンジニアなどを対象により高度な専門知識を学ぶカリキュラムを継続的に展開する予定だ。一部プログラムを除き、従業員が講師を担い、受講メンバーを社内公募と推薦で募り、受講社員の学習機会を創出することで、アスクルの企業活動を支えるDX人材の育成を図り、アスクルグループのビジネストランスフォーメーションを推進する人材基盤を強化する。

DX人材の育成を強化するとともに、デジタルの力で最適な変革を進め、社会課題・事業課題を解決するDX推進を着実に進める。

<アスクルDXアカデミーのプログラム>
アスクルDXアカデミーのプログラム

アカデミーは、アスクルがDX人材の育成強化に伴い、人材採用を進める人事部門とDX戦略を進めるテクノロジー部門が連携して開校した社内研修プログラムで、全社員向けに5プログラム、データサイエンティストやエンジニアなど向けに6プログラムで構成する。

データドリブンやテクノロジードリブンに精通している人のほか、データやテクノロジーに苦手意識がある社員でも基礎から学習し成長できる内容で、体系立てて学ぶことができる。社内公募と推薦により選ばれた社員が約半年間に渡り受講する。受講者は中級レベルを目指して学習を進め、さらなるステップアップが図れるよう講師が育成カリキュラムでサポートし、アスクル人材のDX力を底上げする。

研修開始から3年で、DX人材(中級レベル以上)の構成比をクリティカル・マスの16%以上に高めることを目標とし、自発的にDXに関するアイデアを創出できる社員が増えることで企業風土がDX型組織に変革し、ひいてはアスクルのビジネストランスフォーメーションが推進するものと考えている。

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