ファミレス調査/おいしさ1位北海道・東北「びっくりドンキー」関東「サイゼリヤ」
2021年12月15日 11:30 / 経営
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伊藤忠グループのリサーチ会社マイボイスコムは12月15日、第9回目となる「ファミリーレストランの利用」調査の結果を発表した。
インターネット調査を2021年11月1日~5日に実施し、1万323件の回答を集めた。
ファミリーレストラン利用者が、最もおいしいと思うファミリーレストランは、「ガスト」12.6%、「サイゼリヤ」12.1%、「ロイヤルホスト」11.8%、「びっくりドンキー」が9.9%だった。
地域別に1位をみると、北海道・東北では「びっくりドンキー」、関東では「サイゼリヤ」、近畿・九州では「ロイヤルホスト」、その他の地域では「ガスト」となっている。
ファミリーレストランの利用頻度は、ファミリーレストランの利用者は5割強(デリバリー・宅配サービス、テークアウトでの利用は除く)。「月1回以上」は2割強、ファミリーレストラン利用者の4割強となった。
直近1年間に利用したファミリーレストランは(複数回答)、「ガスト」がファミリーレストラン利用者の52.3%、「サイゼリヤ」が40.0%。「びっくりドンキー」は北海道で1位、「ジョイフル」は中国・四国・九州で1~2位と地域ごとに傾向が異なっている。
直近1年間にファミリーレストランを利用した人に、選択時の重視点を聞いたところ(複数回答)、「価格」「料理の味」が65~66%、「メニューの内容」が46.8%、「店までのアクセスのよさ」「メニューの豊富さ」が各30%台、「店内の清潔さ」「料理の品質・安全性」が各2割強だった。
「BigBoy」主利用者では「サラダバーや、スープ、デザートなどの食べ放題の充実度」、「サイゼリヤ」主利用者では「価格」の比率が高くなっているという。
直近1年間にファミリーレストランを利用した人の利用場面は(複数回答)、「昼食」が73.8%、「夕食」が48.5%、「家族での利用」が26.3%。2018年調査と比べて、「手ごろな価格で飲食したい時」は減少している。
「おしゃべりしたい時」「友人・知人との利用」は、女性で比率が高くなっている。「子ども連れでの利用」は女性30・40代、「夕食」は男性10~40代や女性10・20代で高い傾向にある。
ファミリーレストランに行くと決める基準・経緯は(複数回答)、「食べたいメニューがある」が直近1年間にファミリーレストランを利用した人の49.1%、「その日の気分」「クーポンやキャンペーン・プレゼントなどがある」「駐車場がある店舗」「安くておいしい店に行きたい」が各20%台となった。
「BigBoy」主利用者では「ドリンクバー、サラダバー、デザートバーなどを利用したい」、「ジョリーパスタ」「びっくりドンキー」主利用者では「食べたいメニューがある」の比率が高かったという。
■マイボイスコム
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