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日本チェーンドラッグストア協会/会員企業とメーカー4社が容器回収実験

2022年06月14日 12:40 / 経営

日本チェーンドラッグストア協会(JACDS)は6月14日、サーキュラーエコノミーの実現に向け、会員企業と主要日用品メーカーによるシャンプー、ボディーソープ、液体洗剤、柔軟剤などのボトル回収の実証実験を横浜市の会員店舗で実施すると発表した。

<回収のイメージ>
回収の仕組み

JACDSからはウエルシアホールディングス、トモズ、マツキヨココカラ&カンパニーが、メーカーは花王、P&Gジャパン、ユニリーバ・ジャパン・カスタマーマーケティング、ライオンが参加する。コーディネーターはテラサイクルジャパンとなる。実験期間は6月30日から12月31日まで。

回収はシャンプー、ボディーソープ、液体洗剤、柔軟剤などのボトルおよび詰め替え用パウチが対象。ボトルやパウチは生活者に軽く洗ってもらい、乾燥させたものを回収ボックスに投函(とうかん)、回収する。

回収されたボトル・つめかえパックは新たな資源として再利用され、買い物かごへと生まれ変わる予定だ。

ペットボトル、食品容器、チューブ、塩素系・酸素系・発火性のある容器は対象外となる。

実験を通じ、スキーム全体の継続的なコスト低減シナリオ、スキームの回収量設定、生活者へのポイント還元の在り方、回収オペレーション(店舗スタッフの役割)などの課題を検証する。

共通の回収プラットフォームを構築するため、議論、実践、修正し、「つくり売るだけでなく回収再生の道を拓く」ために活動。生活者とともに日用品リサイクルが当たり前の社会を実現するため、互いに知恵を出し合い、より良い方策を導きたい考えだ。

■横浜市内のドラッグストア31店舗(SDGs推進委員会に参画する企業より選出)
青葉区:ヘルスケアセイジョーあざみ野店、トモズ青葉台店、トモズ江田店、トモズたまプラーザテラス店、ハックドラッグ美しが丘店
旭区:ココカラファイン鶴ヶ峰店
神奈川区:トモズ反町店、トモズ横浜ベイクォーター店
金沢区:ドラッグストアマツモトキヨシシティ能見台店
港南区:ドラッグストアマツモトキヨシ上永谷店、ハックドラッグ港南台店
港北区:トモズ菊名店、ドラッグストアマツモトキヨシ日吉箕輪店
瀬谷区:ウエルシア瀬谷阿久和西店、ウエルシア瀬谷三ツ境店、ハックドラッグ瀬谷店
鶴見区:ココカラファインLICOPA鶴見店、トモズ鶴見店
戸塚区:ウエルシア戸塚舞岡店、トモズ下倉田店、ドラッグストアマツモトキヨシ戸塚町店、ハックドラッグ戸塚店、ハックドラッグ戸塚上倉田店、ハックドラッグ戸塚汲沢店
中区:マツモトキヨシ横浜市役所店
西区:トモズ横浜岡野店
緑区:トモズ長津田店
南区:ココカラファイン井土ヶ谷店、セイジョー上大岡店、ドラッグストアマツモトキヨシ横浜前里町店、ハックドラッグ横浜南太田店

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