流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





ローソン/販売期限切れのからあげクン等を急速冷凍し寄贈

2023年01月17日 12:00 / 経営

ローソンは1月17日~2月28日、品川区の「ローソンゲートシティ大崎アトリウム店」で、店舗での食品ロスの削減と食品の有効活用を目的に、「販売期限切れ」となったからあげクンなどのフライドフーズを急速冷凍し、支援を必要とする子ども食堂などへ寄贈する実証実験を行う。販売期限切れとは、ローソンが定めているお客に販売可能な期限を過ぎ、店頭撤去しているが喫食できる商品を意味する。

<急速冷凍し寄贈>
急速冷凍し寄贈

今回の実証実験では、店舗で販売期限切れとなったフライドフーズを、鮮度を保ったまま保存が可能な液体急速冷凍機で凍結し、品川区および品川区社会福祉協議会と連携した子どもの食を支援する取り組みの一環として、しながわ子ども食堂ネットワーク事務局を通じて、品川区内の子ども食堂等に寄贈する。対象商品は、「からあげクン4種類(レギュラー、レッド、北海道チーズ、瀬戸内レモン味)」「Lチキ3種類(レギュラー、レッド、竜田)」「鶏から3種類(もも しょうゆ、もも 旨塩、むね 竜田)」「北海道産きたあかりの牛肉コロッケ」「旨みあふれる牛肉メンチ」。

寄贈した商品は子ども食堂で再調理され、昼食や夕食のメニューに活用する予定だ。今回の実証実験を通じて地域のニーズやオペレーション面を検証し、他店舗への展開やアイテム拡大について検討する。

ローソンは、食品ロス削減を重要な課題ととらえ、2025年に2018年対比25%削減、2030年に同50%削減を目指している。AIを活用した発注の適正化や値引き販売の推進、容器の工夫による消費期限の延長などを組み合わせ、食品ロス削減に取り組んでいる。また、2019年8月から、食品ロス削減・子どもの貧困などの社会的課題の解決に寄与するため、物流センターにおいて賞味期限は残っているものの店舗への納品期限を迎えてしまった菓子・加工食品などを全国の食品の支援を必要としている家庭に寄贈する取り組みを継続してる。

■ローソンの関連記事
ローソン/「向ヶ丘遊園南店」を書店併設型店舗に、日販と連携

関連記事

経営 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧