流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





社員・学生食堂の運営会社/3割超が赤字運営

2023年09月11日 15:56 / 経営

帝国データバンクが9月8日に発表した「給食業界」動向調査によると、2022年度の利益動向が判明した374社のうち、34%にあたる127社が「赤字」運営だったことがわかった。

<3割超が赤字運営>
3割超が赤字運営

前年度から「減益」となったケースを含めると、全体の6割超で業績が「悪化」した。また、コロナ禍以降(2020年度~)から、3年連続で赤字となった企業は1割を占めた。

給食事業は、大手飲食チェーンや宅配事業者などが参入・展開するケースも多く、地場給食事業者間の競争も激化している。急激に進んだ物価高とあいまって、厳しい採算状況を強いられている。

なお、帝国データバンクが7月、日本企業1万社を対象に「価格転嫁の動向」について調査した結果、回答が得られた20社の給食事業者のうち 15%が「まったく価格転嫁できていない」と回答。価格転嫁ができた企業でも、「20%未満」(35%)や「50%未満」(15%)にとどまっている。

■給食事業の関連記事
ホーユー/食堂経営、給食提供を一部停止で自己破産申請を検討中

関連記事

経営 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧