日本調剤/調剤業務の一部委託を開始
2024年07月19日 14:30 / 経営
日本調剤は7月19日、大阪市全域の国家戦略特別区域において「調剤業務の一部外部委託」実施に向けた届け出を行い、大阪市より正式に確認通知書を受理したと発表した。
「調剤業務の一部外部委託」は、2015年に厚生労働省が策定した「患者のための薬局ビジョン」に記された「対物から対人」を実現するために、対人業務充実に向けた対物業務の効率化を推進のため、検討されているもの。
日本調剤は、薬局DX推進コンソーシアムの会員として「調剤業務の一部外部委託」を共同実施してきた。
今回の通知書の受理により、同社は全国初めての取り組みとなる「調剤業務の一部外部委託」を実施する企業の一つとして、大阪市内で「調剤業務の一部外部委託」事業を開始する。
「日本調剤 はなてん薬局」(大阪市鶴見区)の調剤業務の一部(複数の薬を一つの袋にまとめる一包化に限る)を、「日本調剤 喜連東薬局」(大阪市平野区)が受託する。
「調剤業務の一部外部委託」が実現すると、対物業務を効率化。薬剤師が服薬指導後のフォロー、医師へのフィードバック、在宅医療や地域包括ケアの取り組みなど対人業務を充実させ、より専門性を高めるための時間を捻出できることが期待されている。
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