日本KFC/カーライルが公開買付け、9/18上場廃止

2024年09月18日 13:12 / 経営

日本KFCホールディングスは9月18日、上場廃止となった。

投資ファンドのカーライル・グループのクリスピーが5月21日~7月9日、日本KFCHDの普通株式に対する公開買付け開始を実施し、公開買付けが成立。クリスピーは、議決件の数51.21%を所有する筆頭株主となった。そのため、35.12%の株式を所有し筆頭株主だった三菱商事は、第2位の株主となっていた。

8月29日には、自社株式393万7752株を1株に併合する株式併合と単元株式数の定めの廃止などを臨時株主総会で可決し、日本KFCHDの普通株式は、東京証券取引所の有価証券上場規定に定める上場廃止基準に該当することとなった。

カーライルが独自に実施した日本の外食チェーン業界に関する消費者調査では、日本KFCのブランド認知度は99%だった。商品のおいしさと高い品質が消費者に高く評価され、潜在的な競争力のあるブランドとなった。一方で、店舗の立地やメニューのバラエティーが限定的であることが消費者目線での対象者の課題であり、これの課題によって潜在的な価値が最大限に発揮しきれていないと指摘した。

成長の加速を実現するためには、再来店につなげるための顧客エンゲージメントの向上や店舗オペレーションの改善も不可欠で、カーライルが持つ知見と日本KFCHDの経営陣の知見を融合することで、エブリデイブランドへの転換を実現し、国内外食業界におけるリーディングカンパニーへの飛躍的な成長を目指すという。

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