カインズ×DCM×高末/東海エリアで共同配送を開始
2025年02月14日 11:55 / 経営
カインズ、DCM、高末は2月17日、東海エリアで、店舗・物流センター間における共同配送を開始する。
店舗納品の共同配送により、空車走行距離・走行時間の短縮、トラックドライバー不足の解消、CO2排出量削減を目指す。
カインズとDCMは、同じホームセンター業界の企業であり、物流に関する共通課題を抱えていることから、2023年夏ごろから両社で協業に向けた話し合いや実験を行っていた。
2024年3月に稼働を開始したカインズ桑名流通センター(三重県桑名市)とDCM大府商品物流センター(愛知県大府市)が、共同配送の効果を生み出しやすい位置にあり、ともに配送委託先が高末であることから、今回の共同配送が実現したという。
従来、カインズとDCMではそれぞれの物流拠点から店舗へ商品を配送後、空車の状態で物流拠点に戻っていた。
共同配送は、この空車の行程において相手方の物流拠点および店舗を経由、空車走行距離や走行時間を短縮する。CO2排出量は2運行を対象に調査したところ、1カ月に約2.8トン(25mプール4杯分相当)、年間では約33.6トン削減される見込み。
■共同配送の概要
運用開始日:2月17日
実施エリア:中京エリア(愛知県、岐阜県、三重県、滋賀県)
実施曜日:火曜日から土曜日
運行回数:週26運行(カインズ6店舗、DCM22店舗)
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